5 STEPでマスター

つみたてNISAの期間延長が決まったこともあり、「これからつみたてNISAを始めるぞ!」と意気込んでいる方もいるかと思います。つみたてNISAとは、年間40万円までの投資信託やETFについては非課税される口座の事です。
つみたてNISAで利益を得るためには、ポートフォリオをしっかり考えて組み立てることが何よりも大切です。
今回は「つみたてNISAのポートフォリオってどうすればいいの?」と疑問を持っている方に向けて、ポートフォリオ選びのポイントや投資信託の各タイプを徹底解説していきます。
また、最後におすすめのポートフォリオもご紹介しますので、ポートフォリオ選びで悩んでいる人は是非参考にしてみてください。
ポートフォリオ選びで重要な3つのポイント
つみたてNISAのポートフォリオ選びで重要なポイントは、主に3つです。「投資信託のタイプ」と「信託報酬」、「過去の運用成績」をきちんと理解した上で、購入を考えていきましょう。
①投資信託のタイプ
ポートフォリオ選びでは、投資信託のタイプを見極めた上で各ファンドを購入することも大切です。投資信託の各タイプによって値動きの変動幅や傾向が異なるため、リスクとリターンも大きく変わります。初心者の場合は、ミドルリスクミドルリターンの国内ファンドから選ぶのがおすすめです。
②信託報酬
投資信託には購入時にかかる購入手数料の他、ファンドを保有している間に発生する信託報酬と呼ばれるコストがあります。つみたてNISAの投資対象である投資信託は全て購入手数料が無料のノーロード投資信託です。なので、つみたてNISAのポートフォリオを選ぶ時は、信託報酬率に注目しましょう。目安は、1%以下もしくは2%以下の中から検討します。
つみたてNISAの場合、基本的に信託報酬が1%以下のものがほとんどです。
③運用成績
ポートフォリオ選びを行う時は、各ファンドの運用成績もよく確認した上で比較検討しましょう。運用成績で確認する項目は非常に多いものの、まずは過去5年間の損益率や分配金、ファンドの構成比などに注目です。電子資料が一般的ですが、紙媒体で資料を送付してもらう事もできます。
投資信託の各タイプの説明
つみたてNISAおよび投資信託が初めての人は、ここで解説する各タイプを理解することが大切です。
投資信託は株式投資と違い、運用はプロの運用会社に任せるため初心者も始めやすい反面、各タイプの違いや特徴についてあまり勉強しないケースもあります。
投資信託は以下のようなタイプ別で分けられていますので、間違えないようにしましょう。
投資信託のタイプ分け
- 投資対象の地域
- 投資対象の商品
- 投資信託の運用方針
- その他
①投資対象の地域
投資信託は投資対象の地域別で分ける事ができます。日本国内か米国か中国かという国別の分け方や、新興国・先進国のような分け方もあります。
日本株
投資信託の日本株タイプとは、国内の株式のみに投資を行っているファンドのことです。また、つみたてNISAでも選べるファンドの多いタイプです。株式投資と考え方は同じで、企業の業績や将来性などに応じて価格変動します。
日本株型はファンドの中でもハイリスク・ハイリターンといった特徴があります。そのため、利益重視のポートフォリオ選びを行いたい人は、日本株を選ぶのもいいでしょう。
おすすめの日本株ファンドは、「ニッセイ-ニッセイ日本株ファンド」です。2019年12月時点で長期下落トレンドが止まり、反発しています。
基準となる指標はTOPIXですが、組み入れている銘柄は国内株式です。また、毎年純資産が徐々に増加しているのも、おすすめポイントです。
新興国株
新興国株とは、基本的にアメリカや中国といった、大国・先進国以外の国で発行されている株式を組み入れたファンドです。
たとえばインドや南アフリカ、タイ、シンガポール、メキシコ、中東の株式を対象にしています。しかし、新興国株タイプの中には、ロシアや中国、韓国など一般的に先進国と呼ばれる国の株式も含まれているため明確に定義されていません。
主な特徴は価格変動が大きいところでしょう。国内株式よりもリターンが大きい一方、下落リスクも大きいため中級者以上向けです。
おすすめの新興国株ファンドは「三菱UFJ国際-eMAXIS新興国株式インデックス」です。信託報酬は0.66%以下と低コストで、つみたてNISAも購入できます。また、2019年8月頃から反発し始めているので、今後の成長に期待できます。
先進国株
先進国株とは、主に欧米で発行されている株式を組み入れたファンドを指します。ただし、つみたてNISAに対応しているファンドが少ないため、アメリカの株式ファンドからポートフォリオを選ぶことになるでしょう。
主な特徴は日本株よりも事業成長している企業が多いため、長期積立で大きな差が生じます。特に近年ではGAFAが急激に成長していて、長期保有・リターン重視のポートフォリオを考えている人におすすめです。
おすすめの先進国株ファンドは「フィデリティ-フィデリティ・米国優良株・ファンド」です。アメリカの株式ファンドで、中でも優良企業の株式のみに限定しています。2019年12月時点ではマイクロソフトやAmazon、Appleなどグローバル・大企業が上位を占めているのが特徴であり、投資メリットも多いでしょう。
IT企業やGAFAを追っている人は、つみたてNISAのポートフォリオに入れてみるのもおすすめです。
②投資対象の商品
投資信託は投資対象商品別でも分ける事ができます。先ほど「①投資対象の地域」で紹介したのは全て株式がメインでしたが、その他にも債券・REIT・コモディティなどで分類する事もできます。
国内債券型
国内債券とは、国内企業や国が発行している債券を組み入れたファンドのことです。しかし、注意点があります。それは、2019年12月時点でつみたてNISA口座では、国内債券型ファンドを購入できません。
国内債券型は、基本的に国内株式市場が下向くと基準価額が上がります。そのため、国内株式型で損失を被った際にカバーできます。
おすすめの国内債券型ファンドは「三井住友DS-三井住友・日本債券インデックスファンド」です。信託報酬0.176%/年と安く、5年スパンで見ると上昇しています。また、価格変動は小さいため、安定重視の人にもおすすめです。
海外債券型
海外債券型は、先進国や新興国の債券を組み入れたファンドですが、国内債券型と同じくつみたてNISAでは選ぶことができません。主な特徴は、インドなど特定の国の債券を組み入れているファンドもありますが、複数の国債を組み入れたタイプが多い傾向にあります。
また、もう一つの特徴は国内債券型と同じく、価格変動は小さく安定性重視の人におすすめのタイプだと言う事です。
おすすめの海外債券型ファンドは「野村-野村PIMCO・世界インカム戦略ファンドAコース為替ヘッジあり年2回決算型」です。こちらのファンドは、2018年12月頃から急激に上昇したのち、ゆるやかな上昇を続けています。
REIT
REITとは、いくつかの不動産物件に投資を行っているファンドのことで、アメリカで開発された商品です。また、日本版REITはJREITと呼びます。
2019年12月時点では、REITおよびJREITをつみたてNISAで購入できないため、NISAもしくは一般口座で購入する必要があります。
主な特徴は比較的価格変動が大きいという点です。また、不動産を投資対象としているので、投資対象の土地や建物のトレンド・景気に左右されやすいファンドでもあります。
おすすめのREITは「フィデリティ-フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」です。アメリカの不動産投資ファンドで、2019年頃から少しずつ上昇し始めています。信託報酬は1.54%/年で、長期的に成長性が見込める物件へ投資を行っているのが魅力です。
コモディティ
コモディティとは、原油やとうもろこしなどの先物指数を基準としたファンドのことです。先物取引や原油・作物関係の知識がある人は、特にポートフォリオ選びを行いやすいといえるでしょう。しかし、つみたてNISAでは対象ファンドがないため、一般口座で購入する必要があります。
特徴は、中期的に大きな価格変動が発生するところです。先物市場は価格変動の激しい傾向があるので、主にハイリターン重視の人におすすめです。
おすすめのコモディティファンドは「三菱UFJ国際-三菱UFJ純金ファンド(愛称:ファインゴールド)」です。東京証券取引所の金相場を基準にしたファンドで、1口あたり年間2,000円前後(2018年~2019年)の価格差が生じています。しかし、長期的には横ばい傾向ですので、小さな変動という特徴もあります。
一つで国内外の様々な資産に投資できる投資信託
投資の基本は様々な地域や商品に分散投資する事です。
しかし、ここまで投資対象地域別の投資信託や投資対象商品別の投資信託を紹介してきましたが、実際につみたてNISAで投資できる商品だけでも166種類(2019年10月1日現在)もあり、これから投資を始めようと思っている人からすれば、どの投資信託に投資すればいいのか選ぶのが難しいと思います。
そういった方におすすめなのが、バランス型ファンドと呼ばれる、それ1つで国内外の様々な商品に投資する事ができる投資信託です。
「きちんと様々な商品に分散投資したい!でも、どの商品に投資すればいいのか分からない。」という人におすすめの投資信託です。
バランス型
バランス型とは、2種類以上のファンドを1つのパッケージとして販売している投資信託のことです。
また、バランス型は、以下2種類に分かれています。少し難しいので特に理解する必要はありませんが、主にコスト面で違いが表れます。
・ファミリーファンド:投資家は子ファンドに投資を行い、子ファンドは親ファンドへ資金移動。親ファンドが実際に運用。
バランス型のメリットは、1ファンドで分散投資できるためポートフォリオ選びが簡単です。
初心者におすすめのバランス型ファンドは、「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」です。
おすすめの理由は国内外のバランス型の中で資産規模が大きく、2019年12月時点で基準価額が上昇傾向という点です。また、信託報酬は0.154%/年と、比較的抑えられています。
つみたてNISAの場合は、国内のバランス型ファンドが少ないので、海外ファンドに目を向けてみてもいいかもしれないですね。
国内外混合型
つみたてNISAを含む投資信託のファンドには、国内と海外のファンドを組み入れたタイプもポートフォリオへ選ぶことができます。呼び方は内外や世界型などさまざまです。
証券会社では、バランス型と同じカテゴリにしていることも多いため、見つからない場合はバランス型の中から探してみるといいでしょう。主なメリットは、バランス型と同じく分散投資効果と価格変動が抑えられている部分です。
混合型でおすすめのファンドは、「野村-野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型」です。国内外の株式や債券、REITなどに投資を行うファンドで、毎月組み入れ比率などを調整しています。
信託報酬は0.55%と低コストで、2019年は上昇傾向です。
③投資信託の運用方針
日経平均株価やTOPIX、S&Pなどの市場平均の株価指数と同じリターンを狙うのか、それとも市場平均以上のリターンを狙うのかで投資信託を2種類に分ける事ができます。
インデックス型
インデックス型とは、日経平均株価やTOPIXなど市場の平均となる指数と連動したファンドを指します。主な特徴は、価格変動が比較的小さいところです。また、市場平均に沿って運用するため、安定重視の人におすすめのファンドですし、初心者の人からすれば分かりやすいという特徴があります。
おすすめのインデックス型ファンドは、「ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド」です。インデックス型の中でも純資産が大きく、上昇傾向が続いています。また信託報酬は、0.275%と低コストです。
つみたてNISAのポートフォリオ選びでは、インデックス型を1つは入れておくといいでしょう。
アクティブ型
アクティブ型とは、市場平均以上の運用利回りを目指したファンド全般を指します。また、インデックス型とは反対の運用方針です。
主な特徴は中長期的に高い利回りを目指している場合に相性が良く、ハイリスク・ハイリターンという性質があります。また、手数料コストについては、各ファンドによって異なりますが、市場平均以上のリターンを狙う為、インデックスファンド型よりは若干高めです。
おすすめのアクティブ型ファンドは「大和-アクティブ・ニッポン(愛称:武蔵)」です。長期的保有ではリスクが高いものの、短中期(1年~2年程度)の運用にはメリットがあります。たとえば2017年1月頃~2018年1月頃の場合、約8,400円から約11,000円まで値上がりしました。
しかし、つみたてNISAでは取り扱っていないため、一般口座のポートフォリオへ組み入れる必要がありますね。
インデックスファンドとアクティブファンドについては、以下の記事で詳しく解説してますので、興味のある方はご覧くださいね。
その他
基本的に今まで紹介してきた、投資対象商品・投資対象地域・投資信託の運用方針別のカテゴリー分けが一般的ですが、その他にも少し複雑な種類の投資信託がありますので、ここで紹介しておきます。
ちなみに、投資初心者を対象としてるつみたてNISAでは投資できないものがほとんどですので、分からないという人はココは飛ばしてくれても大丈夫です。
ヘッジファンド型
ヘッジファンド型とは、どのような相場環境でも収益を狙う特殊なファンドです。そのため、これまでご紹介したファンドタイプとは、異なる値動きの傾向があります。
主な特徴は、ファンドによって運用戦略に違いがあることです。たとえば、以下のような戦略があります。
・AIを用いて自動売買
・株式や債券などに対して買い、売りどちらのポジションも保有
ヘッジファンド型は特にハイリスク・ハイリターンなファンドのため、上級者向けです。また、つみたてNISAでは購入できません。
おすすめのヘッジファンドは「三菱UFJ国際-マクロ・トータル・リターン・ファンド 」です。国内外の株式や債券などへ投資を行うだけでなく、買い・売りどちらのポジションも保有しています。
過去2年間横ばい傾向ですので、上昇局面の転換が期待できます。
ブルベア型
ブルベア型はつみたてNISAでは投資できない上に、特殊運用型と呼ばれるものですので、分からないという人は飛ばしてくれて構いません。
ブルベア型とは、市場平均の2倍や4倍といった大きな価格変動で利益を狙うファンドのことです。価格変動が大きな理由は、レバレッジのシステムが組み込まれているためです。(レバレッジ:てこの原理のように元手の数倍以上の取引ができる)
ブル型は指数が上昇すると利益が発生しますが、ベア型は下落すると利益が発生する違いもあります。短中期投資を検討している人や上級者向けといえるでしょう。また、つみたてNISAでは、ポートフォリオに入れることができません。
おすすめのブルベア型ファンドは「楽天-楽天日本株4.3倍ブル 」です。こちらのファンドは、国内の先物指数と短期公社債の値上がり時に利益が発生します。また、指数に対して4.3倍の大きな価格変動が発生するので、高利回り狙いの人にはおすすめです。
特化型
バランス型ファンドの反対の特徴を持っているのが、「特化型」ファンドです。特化型ファンドとは、株式や国債など、1種類の金融商品もしくはテーマで作られたファンドを指します。
日本株式のみに投資する場合や、特定の株式銘柄にのみ投資するファンドなどがこれに該当します。基本的に投資初心者がポートフォリオを選ぶ際には、2種類以上でなおかつ違うテーマから検討するようにしましょう。特化型ファンドは、バランス型よりも価格変動が大きい反面、損失リスクも大きくなるため2種類以上の特化型ファンドでカバーする必要があります。
初心者におすすめの特化型ファンドは、国内株式の「ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド」です。日経平均株価に連動した運用を目指したファンドですので、価格変動は比較的穏やかといえるでしょう。信託報酬は0.275%/年と、特に低コストです。
購入タイミングによる区分
投資信託を購入できるタイミングで、投資信託は2種類に分ける事ができます。
基本的に今はいつでも購入できる追加型(オープン型)がほとんどなので、ここはあまり気にする必要はないでしょう。
追加型(オープン型)
追加型とは、いつでも購入できるファンドを指します。つみたてNISAでもポートフォリオに組むことができるタイプで、オープン型とも呼ばれています。主な特徴は、販売されていればいつでも購入できる所や、売却にも期限がないといった自由度の高い契約といった点です。
ほとんどのファンドが追加型ですので、おすすめのファンドを決めることは現実的ではありません。また、ポートフォリオ選びを行う場合は、契約前に追加型かどうか軽く確認する程度で十分です。
単位型(ユニット型)
単位型は追加型の反対で、売買期間が決められているファンド全般を指します。証券会社などでは、時々「募集期間○月〇日~○○月〇日、○○ファンド登場!」などのように、新規ファンドの購入を呼び掛けていることがあります。
単位型の特徴は、募集期間のみにしか購入できないことです。ただし、運用方針や信託報酬などの仕組みについては、追加型と大きく変わりません。
単位型でおすすめ・注目のファンドは、2019年12月3日時点で「レオスーひふみワールド+」です。収益率に応じて現金と株式の組み入れ比率を変えることで、下落リスクなどに備えています。
他にも単位型のファンドはあるので、新しいファンドをポートフォリオに導入したい人も検討してみてはいかがでしょうか。
私のおすすめするつみたてNISAのポートフォリオ
ここでは、私のおすすめするつみたてNISAのポートフォリオをご紹介します。
つみたてNISA初心者の方でポートフォリオ選びに困っているという方は、参考にしてくださいね!
おすすめポートフォリオ
- インデックス型:「ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド」
- 国内株型:「ニッセイ-ニッセイ日本株ファンド」
- 先進国株、インデックス型:「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」
インデックス型:「ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド」
投資対象は国内株式で、日経平均株価と連動した成果を目指すインデックスファンドです。
過去5年の成果はこのようになっています。

(出典:SBI証券公式サイトより)
信託報酬は0.275%です。
=>ニッセイ日経225インデックスファンドの詳細はこちら
国内株型:「ニッセイ-ニッセイ日本株ファンド」
主に国内上場株式を投資対象としており、中長期的な観点から市場平均以上のリターンを狙うアクティブファンドです。
過去5年の成果はこのようになっています。

(出典:SBI証券公式サイトより)
信託報酬は1.1%です。
=>ニッセイ日本株ファンドの詳細はこちら
先進国株、インデックス型:「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」
投資対象は先進国株で、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)と連動したリターンを狙うインデックスファンドです。
「MSCIコクサイ・インデックス」は外国株式の代表的なベンチマークで、日本と新興国を除いた主要先進国22カ国に上場している大型株・中型株が時価総額が大きい順に約1300銘柄が構成銘柄となっています。
国別の構成比もアメリカの65%がダントツで、次いでイギリス7.3%、フランス4.4%と続いてきます。
構成比率の上位10銘柄には「アップル・マイクロソフト・アマゾン・フェイスブック」等のアメリカを代表する大企業が含まれています。なので、「外国に投資をしたいけど、どうやって分散投資すればいいのか分からない」という方にはピッタリのインデックスファンドです。
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの過去1年の成果はこのようになっています。

(出典:SBI証券公式サイトより)
信託報酬は0.10989%以内です。
=>三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの詳細はこちら
つみたてNISAのポートフォリオは、選べるタイプに制限があるため上記3タイプをおすすめしました。
2019年12月時点で今回ご紹介したファンドは、中長期上昇トレンドですので初心者にも分かりやすい値動きです。また、信託報酬が1%前後と低コストの点も魅力的です。
つみたてNISAを実際に始めてみよう!
ここまで様々な投資信託のタイプや、初心者におすすめのつみたてNISAのポートフォリオを紹介しましたが、実際につみたてNISAで投資信託に投資をするには、つみたてNISA口座を開設する必要があります。
以下で、つみたてNISAにおすすめのネット証券を紹介しますので、口座選びの参考にしてください。
つみたてNISAにおすすめのネット証券
つみたてNISAの口座を選ぶ際には、実際につみたてNISA口座で取り扱っている商品数・取引手数料・最低積立頻度を比較しましょう。
実際に主要ネット証券3社のSBI証券・楽天証券・マネックス証券を比較してみましょう。
証券会社 | 証券会社 | 商品数 | 商品数 | 手数料 | 手数料 | 積立 頻度 |
積立頻度 | 詳細 | ||
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153本 |
無料 |
毎日〜 |
毎日 |
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152本 |
無料 |
毎日〜 |
毎日 |
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149本 |
無料 |
毎日〜 |
毎日 |
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基本的に、大手のネット証券3社で大きな違いはありません。マネックス証券が唯一毎日積立ができない程度です。
取り扱っている投資信託本数では153本でSBI証券が最も多いです。
SBI証券の投信マイレージサービス
SBI証券は投信マイレージと言って、投資信託の月間平均保有金額に応じてTポイントが貯まるサービスを提供しています。
少しややこしいですが詳細はこのようになってます。
①通常銘柄は①〜⑤の全銘柄の保有金額が1,000万円以上で年率0.2%、1,000万円未満の場合は年率0.1%のTポイントが付与されます。
②SBI証券指定銘柄Ⅰ:年率0.05%
③SBI証券指定銘柄Ⅱ:年率0.03%
④SBI証券指定銘柄Ⅲ:年率0.02%
⑤SBI証券指定銘柄Ⅳ:年率0.01%
SBI証券指定銘柄Ⅰ〜Ⅳの具体的な投信銘柄は、この「投信マイレージサービスポイント付与率一覧」で詳細確認する事ができます。
SBI証券のポイント付与率はそれほど大きくありませんが、SBI証券はネット証券口座開設数1位のネット証券で、つみたてNISA対象商品数は153本とネット証券最多、積立頻度も毎日から最低100円から積立投資を行う事ができますので、これからつみたて投資を始めようと考えている人にはおすすめのネット証券と言えます。
まとめ
つみたてNISAは少額から非課税で積立投資を行う事ができるので、投資初心者には大変人気があります。
実際にこうしてポートフォリオを考えるのは難しいですが、バランス型の投資信託のように、それ一つで国内外の様々な投資商品に分散投資ができると言う商品もあります。
そもそもつみたてNISAは投資初心者を始めとした幅広い世代の方の、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
いきなり株式投資をするのは怖いという方でも、つみたてNISAを使用すれば気軽に投資をスタートする事ができますので、是非この機会につみたてNISAで投資をスタートしてみてください!