この記事で分かる事

  • つみたてNISAに対応している投資信託に分配金(配当金)があるものはほとんどない。

  • 分配金のない投資信託でも再投資型受取型を選ぶ必要がある。

  • 複利の恩恵を受けることができるので、基本的には再投資型を選んでおくといい。

  • 完全な余裕資金でない場合や、再投資で非課税枠を超えたくない場合は受取型を選ぶといい。

  • 分配金のない投資信託は、実質再投資なので、つみたてNISAと最も相性がいい。

つみたてNISAの分配金について

そもそも分配金なしの銘柄がほとんど

そもそも、つみたてNISAの対象となっている投資信託のほぼ全てに分配金はありません。実際に、楽天証券でつみたてNISAで買い付けが可能な投資信託を調べると上のように表示されます。

これを見ると全ての投資信託に分配金があるように思われますが、このほとんど全ての投資信託で下の画像のように分配金は0円と設定されています。

つまり、実質的につみたてNISAの対象となっているほぼ全ての投資信託には分配金はないと言えるので、皆さんは分配金についてあまり深く考える必要はありません。

しかし、実際につみたてNISAで投資をする時には、全ての投資信託で分配金について再投資型か受取型かを選択する必要があります。

ゆうた(悩む)

ゆうた

ほとんどの投資信託が分配金0円じゃないのか??

ほとんどの投資信託で分配金は0円に設定されています。そのため、実際には分配金のない投資信託がほとんどです。

しかし、中には方針が変更されて分配金が支払われるようになる場合があります。そのような場合に備えて全ての投資信託で分配金について、再投資型か受取型かを選択させるようになっています。

そこで、ここからは分配金について再投資型か受取型のどちらを選ぶべきかを説明していきます。

「再投資型」と「受取型」のどっちを選ぶべきか?

まず、「再投資型」についてですがこちらを選ぶと、分配金の金額分がその投資信託に再投資されます。

対して、「受取型」を選ぶと、分配金の金額分を非課税で受け取ることができます。

ここからは、この違いを踏まえて、どのような場合に「再投資型」と「受取型」のどちらを選ぶべきかを紹介していきます。

「再投資型」を選んだほうがいい場合

利益重視の場合は「再投資型」

  • 「再投資型」の最も大きな特徴は複利を得られること。

  • つみたてNISAは複利で利益を増やすための投資といえる。

  • 基本的にはこの「再投資型」を選んでおくといい。

再投資型の最も大きな特徴は、複利を得られることです。

複利とは、投資ででた利益を投資することで、更なる利益を上げることを言います。

複利効果画像

出典:イオン銀行タマルweb

上の画像は、100万円を利回り5%で30年間運用した場合の単利と複利を図で表したものです。複利を得ることで単利よりも182万円以上の利益が出ることになります。

ゆうた(悩む)

ゆうた

複利の効果は絶大なんだな!つみたてNISAの年間40万円で20年間運用した場合はどうなるんだ?

年間40万円を利回り5%で20年間運用したとすると、複利は単利の2.5倍以上の利益、現金にして66万円以上の利益を出すことができます。

分かりやすく説明すると、年間40万円を利回り5%で20年間運用したとすると、「再投資型」は「受取型」よりも66万円以上の利益が出るということです。

積立投資はこの複利によって大きな利益を得ることを狙った投資です。そのため何か特別な理由がない場合は「再投資型」を選ぶといいです。

何か特別な理由については、下の「受取型」を選んだほうがいい場合で説明していきます。

「受取型」を選んだほうがいい場合

完全余裕資金でない場合は「受取型」

  • 細かく利益を受け取りたい場合は「受取型」を選んでおくといい。

  • 再投資で非課税枠を超えたくない場合も「受取型」でいい。

再投資型にしていると、複利で大きな利益を狙うことができますが、その一方で投資信託を売ることでしか利益を得ることができません。

そのため、完全余裕資金で投資しておらず、年に数回、細かく利益を受け取りたい場合には、受取型を選ぶようにしましょう。

実際、途中で利益を受け取りたい場合に、投資信託を売却してしまうと、その売却分の非課税枠は使えなくなります。

つまり、途中で元金の一部を売却してしまうと、その分複利での投資効率が落ちてしまうという事です。

その為、完全な余裕資金で投資をしていない場合は、「受取型」を選んでおくといいと思います。

また、受取型を選ぶもう一つのメリットとして、「再投資型」の場合、再投資をして年間の非課税枠の40万円を超えた部分に関しては、課税口座で再投資されてしまいます。

非課税枠の年間40万円を超えた分だけが課税口座での再投資となるので、特に損をすることはありませんが、非課税枠の範囲内で投資をしたい場合は、「受取型」を選ぶといいと思います。

方法として、再投資型にして年間40万円からあらかじめ数万円分の余裕を持たしておくという方法もあります。

「再投資型」と「受取型」まとめ

  • 複利を得るために基本的には「再投資型」を選んでおくといい。

  • 完全余裕資金でない場合は「受取型」を選んでおくといい。

分配金のない投資信託は損をするのか??

ゆうた(悩む)

ゆうた

分配金のない投資信託ってメリットがあるのか?分配金のあるのを選んだほうがいい気がするぞ?

分配金のない投資信託と聞くと、複利を得ることも、利益を受け取ることもできないものと思われるかもしれません。

しかし、実際には分配金のない投資信託は利益の再投資を非課税枠を用いずに行っているのです。つまり、分配金のない投資信託は非課税枠の中で複利を得ることができる最もお得な投資信託と言えるのです。

初めにも言ったとおりに、つみたてNISAに対応している投資信託のほとんどが分配金がないものなので、分配金のないものを苦労して探す必要はないです。

分配金のない投資信託は嫌うべきではなく、むしろ最も効率の良いものと覚えておいてください。

まとめ

この記事のまとめ

  • つみたてNISAに対応している投資信託に分配金(配当金)があるものはほとんどない。

  • 分配金のない投資信託でも再投資型受取型を選ぶ必要がある。

  • 複利の恩恵を受けることができるので、基本的には再投資型を選んでおくといい。

  • 完全な余裕資金でない場合や、再投資で非課税枠を超えたくない場合は受取型を選ぶといい。

  • 分配金のない投資信託は、非課税枠を使わずに再投資されるので、つみたてNISAと最も相性がいいと言える。