第3回目は「株はいくらから始めれるのか」「株の最低資金」ついて学んでいきましょう。

また、これから株を始める方向けに、1株から投資ができるミニ株という制度についても紹介します。

第3回で学べる内容

  • 株はいくらから始めれるか

  • 国内株・投信・信用・米国株取引に必要な資金

  • 初心者はいくらから始めるべきか

株はいくらから始められるの?

ひとえに株と言っても、現物取引か信用取引か、国内株か外国株かなどの条件によって必要な資金は変わってきます。

そこでここでは、国内株式の現物取引・信用取引、投資信託と米国株の順で、それぞれいくらから投資を始めれるのか、取引にかかる費用を解説していきます。

①国内株はいくらから始めれるの?

国内株の購入に必要な費用は銘柄によってバラバラで、1万円以下で購入できる銘柄もあれば、100万円以上必要な銘柄もあります。

お目当ての株の購入に必要な価格は、[株価]×[単元株数(100株)]+[証券会社の手数料]で計算できます。

では実際に、トヨタ自動車の株を購入する際に必要な費用を計算してみましょう。

りな先生(ワンポイント)

りな先生

株価は、その企業の株の1株当たりの価格の事よ!

インターネットやYahoo!ファイナンスでトヨタ自動車の株価を調べると、株価は6,249円※5/15と表示されます。これが、トヨタ自動車の1株の価格です。

ではトヨタ自動車の株を6,249円で購入できるのかというと、そうではありません。

実は、日本国内の株は最低売買単位が100株と設定されています。つまり、トヨタ自動車の株を購入するには、[6,249円]×[単元株数(100株)] = 62万4,900円の元手が必要という事になります。

あとはここに、証券会社で株を注文する際に発生する取引手数料を足す事で、最終的に投資家が支払う費用を計算できます。

このように株を購入する際に必要な費用は、[株価]×[単元株数(100株)]+[証券会社の手数料]で簡単に計算して出す事ができます。

ゆうた(デフォルト)

ゆうた

トヨタ自動車の株は62万円もするんだなぁ。少し高いかも。

トヨタ自動車の場合は約60万ほどでしたが、比較的株価の安い楽天などの銘柄であれば、取引手数料込みで10万円以下で購入できたりもします。

株価の計算方法の実例

あの有名企業はいくらから買えるの?

皆さんが一度は名前を聞いた事がある、東証一部上場の大企業の株は果たしていくらから購入できるのでしょうか?

以下が、東証一部上場企業の時価総額TOP25の購入金額になります。

順位 会社名 株価 購入金額
1 トヨタ自動車(株) 6,249 624,900
2 (株)NTTドコモ 3,053 305,300
3 ソフトバンクグループ(株) 4,574 457,400
4 (株)キーエンス 38,870 3,887,000
5 日本電信電話(株) 2,356.50 235,650
6 ソニー(株) 6,865 686,500
7 KDDI(株) 3,165 316,500
8 中外製薬(株) 13,105 1,310,500
9 ソフトバンク(株) 1,422 142,200
10 武田薬品工業(株) 4,012 401,200
11 第一三共(株) 8,432 843,200
12 任天堂(株) 45,010 4,501,000
13 (株)リクルートホールディングス 3,308 330,800
14 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ 403.9 40,390
15 (株)ファーストリテイリング 51,050 5,105,000
16 (株)オリエンタルランド 14,255 1,425,500
17 信越化学工業(株) 11,950 1,195,000
18 (株)ゆうちょ銀行 1,044 104,400
19 ホンダ 2,453 245,300
20 ダイキン工業(株) 14,425 1,442,500
21 花王(株) 8,739 873,900
22 (株)村田製作所 6,122 612,200
23 JT 2,009.50 200,950
24 日本郵政(株) 836.8 83,680
25 (株)三井住友フィナンシャルグループ 2,709.50 270,950
26 三菱商事(株) 2,322 232,200
27 HOYA(株) 9,678 967,800
28 東海旅客鉄道(株) 17,550 1,755,000
29 日本電産(株) 6,030 603,000
30 ファナック(株) 17,420 1,742,000
※2020/5/15日の終値を参照

こうしてみると、やはり銘柄毎に株価がまちまちなのが分かるかと思います。

例えば、キーエンスや任天堂などの株価の高い値嵩株(ねがさかぶ)がある一方で、NTTドコモやリクルートホールディングスなど30万ほどで購入できる銘柄もあります。

また東証一部の上場銘柄だけでも、株価が1,000円以下の10万円以内で購入できる銘柄が約800銘柄以上、20万円以内であれば1,400銘柄、30万以内であれば1,800銘柄ほどあります。

りな先生(ワンポイント)

りな先生

意外に少額から買える銘柄も多いのよ!

まずは自分のお目当ての企業の株価がいくらかを確認する所からスタートしてみましょう。

また、記事後半では、100万円以上するキーエンスや任天堂などの銘柄も、たったの1株から購入できるミニ株という制度を紹介してます。

お目当ての銘柄が少し高い場合には、こうした少額投資制度をドンドン有効活用していきましょう。

りな先生(デフォルト)

りな先生

ミニ株は少額投資家にオススメの投資方法よ!

②信用取引はいくらから始めれるの?

信用取引を検討してる方向けに、信用取引はいくらから始める事ができるのかをご説明します。

信用取引とは、株や自己資金を担保に預ける事で、預けた担保の最大3.3倍の取引ができる制度の事。

通常の取引は現物取引と呼ばれ、100万元手がある場合には100万円以上の取引はできません。

また株を売りから入れるというのも、信用取引の大きな特徴の一つです。

この信用取引を始めようと思うと、委託保証金(証券会社に預けるお金)が最低30万円以上必要になります。

ここが最低ラインになりますので、信用取引を行いたい方は、事前に30万円以上の資金を用意するようにしましょう。

またピッタリ30万円では取引を行う事はできません。信用取引では取引手数料と金利が発生しますので、諸々の費用分も用意しておく必要があります。

りな先生(デフォルト)

りな先生

信用取引にかかる費用は証券会社のサイトで確認できるわよ!

基本は30万円以上の範囲で預けた元手の3.3倍の取引ができますので、仮に500万円の株を購入したい場合には、元手は[500万]×[30%(委託保証金率)]=150万円あれば、取引する事ができます。

元手以上の取引ができる信用取引は非常に魅力的ですが、レバレッジを効かせれる分、元手以上の損失をする可能性もあります。また、お金や株式を証券会社に借りる為、金利も支払う必要があります。

なので、株式投資に慣れないうちは信用取引に手を出すことはおすすめしません。

ゆうた(デフォルト)

ゆうた

まずは現物取引に慣れてからだな!

投資信託はいくらから始めれるの?

投資信託を始める場合には、いくら資金が必要でしょうか?

実は、楽天証券やSBI証券などのネット証券を使えば、毎月100円から積立投資を行う事ができます。

投資信託は、長期的に毎月コツコツ積み立てていく投資方法になりますので、元手がいくらかというよりは、毎月計画的に貯金する感覚で投資を行います。

老後に必要な資金から逆算して投資額を決める場合もありますし、逆に毎月だせる範囲で積立投資していくという方法もあります。

一例として、毎月3万円を年利3%で20年間運用した場合の、積立金額と運用成果を見てみましょう。

投資信託の積立金額と運用成果のシミュレーション

このケースの場合、2年目は元本72万円に対して2.1万円の運用収益と少ないですが、20年後には720万円の元本に対して、最終、約265万円の運用収益が期待できます。

このように元本が大きくなるにつれて、徐々に毎年のリターンも増えていきます。

金融庁の公開してる資産運用シミュレーションで、積立金額と運用成果の計算ができますので、気にある人はぜひ一度計算してみてください。

投資信託は多くの投資家から集めた資金を、運用の専門家であるファンドマネージャーが様々な投資対象に分散投資してくれます。

投資信託の概要

少額投資家は手元にある資金が少ない分、複数の銘柄に分散投資ができないという弱点がありますが、投資信託を駆使する事で、少額からでも効果的に分散投資を行う事ができます。

つまり投資信託は、誰でも・少額から・今すぐ始める事ができる投資方法の一つという事です。

りな先生(ワンポイント)

りな先生

最初の投資手段として投資信託を選ぶ人も多いわよ!

米国株はいくらから?

配当利回りの良さや高い成長性の期待などから、米国株への投資を考えている方もいるかもしれません。

実は米国株には、日本株にあるような最低売買単位の制度がありません

つまり、米国株は1株から購入する事ができます。

株価も国内株とそれほど変わらず、安い銘柄は1株数百円から高いもので数十万円ほどと、株価は銘柄ごとにばらつきがあります。

あくまで一例ですが、アメリカを代表する大手IT企業5社(Facebook・Apple・Amazon.com・Netflix・Google)の株価は以下のようになっています。

FAANG(ファング)の株価
ティッカー 銘柄名 株価
(USD)
日本円
FB フェイスブック
Facebook
204.71 21,938円
AAPL アップル
Apple
293.8 31,486円
AMZN アマゾン・ドット・コム
Amazon.com
2474.00 265,138円
NFLX ネットフリックス
Netflix
419.85 44,995円
GOOGL アルファベット
Alphabet Inc
1346.70 144,325円
※株価は4/30の為替レート(1 USD = JPY 107.17)で計算

米国株は1株から投資できる分、少額から投資を始める事もできます。

一方で、リスク面を考慮して複数セクター・銘柄に分散投資をしたくても、少額投資家であれば、複数銘柄への分散投資が厳しいケースもあります。

そういった場合には、先ほど紹介した投資信託への投資をオススメします。

例えばS&P500に連動した運用成績を目指す「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」という投資信託に投資すれば、これ1つでアメリカの代表的な500銘柄に分散投資を行っているのと、同じ分散効果を期待できます。

もちろん各セクター毎に自分で好きな銘柄を選んで分散投資を行ってもいいでしょう。

初心者はいくらから始めるべきか?ミニ株がオススメ!

投資初心者にありがちなのが、株を始めるのに数百万円の資金が必要と考え、元手作りに何ヶ月も使うというケースです。

もちろん元手が多いことに越した事はありませんが、たった1株から株を購入できるミニ株という少額投資制度があります。

なので、株式投資初心者にはまずはこのミニ株を使って、少額から株式投資を始める事をオススメします。

ミニ株なら1株から株を購入できる

少額から株式投資を始めれるミニ株は、株式投資初心者にオススメです。

ここではミニ株が投資初心者に最適な理由を、3つに分けて簡単に説明したいと思います。

より詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてくだいね。

ミニ株の3つのオススメ理由

ミニ株が投資初心者にオススメな理由は以下の3つです。

3つのオススメ理由

  • 少額から投資ができる

  • 分散投資ができる

  • 練習感覚で投資ができる

一つずつ詳しく解説していきます。

①少額から投資ができる

ミニ株の最初にして最大のメリットが少額から投資ができる点です。

記事前半でお伝えしように、日本には単元株という制度があり、株を購入する際には最低100株から購入する必要があります。

一方で少額投資家向けのミニ株では、単元未満の1株から株を購入する事ができます

例えば、一番最初にだしたトヨタ自動車の場合、通常の取引では[6,249円]×[単元株数(100株)] = 62万4,900円の元手が必要という計算になりましたよね。

しかし、ミニ株であれば、この1株6,249円からトヨタ自動車の株を購入する事ができます。

ゆうた(興奮)

ゆうた

えッ!トヨタ自動車の株が6,000円で買えちゃうのか!?

りな先生(ワンポイント)

りな先生

これがミニ株の素晴らしい所よ!

このミニ株は証券会社が提供してるサービスで、基本的に東証(1部・2部・マザーズ・JASDAQ)上場銘柄であれば、全て1株から購入する事ができます。

たった1株から株を購入できるので、株価が値下がりした時の損失も数百円〜数千円ほどと少額でリスクもありません。

また通常であれば4,501,000円もの資金が必要な任天堂のような値嵩株でも、1株45,010円から、購入株式数を調節して購入する事ができます。

②分散投資ができる

本や動画・セミナーなどで、すでに株に関する勉強を行っている方は、株式投資の基本が分散投資であるという事をすでにお気づきかと思います。

しかし、仮に手元に100万円の資金があったとしても、株価が3,000円ほどの平均的な銘柄であれば、たった3銘柄にしか分散投資ができません。

これでは適切な分散投資ができているとは言えませんよね。

一方で、ミニ株は東証上場銘柄を1株から自由に購入する事ができます。

つまり、先ほどの場合、通常の取引では手元に100万円があっても3銘柄にしか分散投資ができませんでしたが、ミニ株なら10銘柄にそれぞれ10万円ずつ分散投資するような事もできます。

例えば自動車関連株に10万円投資しながら、景気変動の影響を受けにくい生活必需品株にも投資するような事もできます。

これもミニ株のかなり大きいメリットの一つです。

通常であれば、持てる銘柄数が少ない上に、投資資金を特定の銘柄に集中投下しているので、リスクもかなり高くなります。

一方のミニ株は、各業種ごとに様々な銘柄を購入できるのに加えて、分散投資効果でリスクを下げる事もできるという訳です。

こうして考えると、ミニ株の方が圧倒的に投資初心者にメリットがあるのが分かりますよね。

ゆうた(笑顔)

ゆうた

これなら30万円くらいでも分散投資ができるな!

③練習感覚で投資ができる

3つ目の「練習感覚で投資ができる」も、投資初心者が株を始める上で非常に重要な要素の一つです。

多くの投資関連の書籍や有名投資家の話でも、「まずは練習感覚で始める事が大事」という言葉をよく聞きます。

確かに、実際に株を始める事で得れる知識や、実際に始める事によってその後の株の継続率も大きく変わってきます。

しかし、仕事やアルバイトで貯めた数百万円の元手を使って、「では実際に練習感覚で株を始めてみましょう!」と言われても、それは中々難しい話でもあります。

実際にMUFGが企業勤務者(サラリーマン)に行ったアンケートでも、投資を検討した事がない人の回答理由の1位が十分な知識がないから(58.7%)、次いで損をするのが不安(40.0%)が大半を占めています。(参考:MUFG|金融リテラシー1万人調査

この回答は非常に自然な事で、実際に株をやっていなのにいきなり数百万円を投資するのは、非常にリスクが高いですし、リアリティーもありません。

そうした場合に、本当の意味で「練習感覚で投資ができる」のがミニ株です。

1株から投資ができるという事はたった数百円で株が購入できるという事です。

またミニ株はたった1株からであっても、きちんと値上がり益や配当金も保有銘柄数に応じてもらう事ができますし、銘柄によっては1株からでも株主優待をもらう事もできます。

少額からであれば、損する心配をする必要もありませんし、株の知識も実際に投資をしながら学んでいく事ができるので、非常に効率よく株の勉強と投資を同時に行う事ができます

なのでまずはミニ株を使って、練習感覚・勉強感覚で株をスタートしてみる事をオススメします。本屋に行って1,000円の株の本を買うかわりに、実際に1,000円で株を購入してみましょう!

りな先生(デフォルト)

りな先生

数百円なら練習感覚で失敗もできるわよね!

ミニ株を始めるならSBI証券

ミニ株というサービスはネット証券各社が提供しており、ミニ株の取引ができる主要ネット証券3社は、SBI証券・マネックス証券・auカブコム証券になります。

取引手数料や取扱銘柄数、注文受付時間などで微妙に違いがありますが、投資初心者であればSBI証券を選ぶといいでしょう。

SBI証券はネット証券の中で口座開設者数が最も多く、2020年最新ネット証券オリコン顧客満足度調査でも1位に輝いてる国内最大手のネット証券です。

投資初心者が最初に選ぶ定番のネット証券といった所です。

ちなみにSBI証券は、通常の取引であれば1日50万円以下の取引までは取引手数料0円で取引できます。

なので、これからミニ株を始める方も通常の取引を行う方にも、SBI証券は最適なネット証券です。

SBI証券の証券口座は、SBI証券の公式サイトから無料で口座開設できます。

第3回のまとめ

それでは、ここまでの内容を一度まとめますね。

まとめ

  • 国内株の購入価格は銘柄によってバラバラ

  • 株の購入価格は[株価]×[単元株数(100株)]で計算

  • 信用取引は委託保証金が最低30万円必要

  • 投資信託は長期的な視点での投資が必要

  • 米国株は最低売買単位がなく1株から購入可能

  • 投資初心者にはミニ株(少額投資制度)がオススメ

  • ミニ株なら少額・分散投資を練習感覚でできる

  • ミニ株を始めるならSBI証券がオススメ

りな先生(ワンポイント)

りな先生

次回は株の買い方について勉強していきましょうね!