15 STEPでマスター
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STEP 1テクニカル分析ってなに?
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STEP 2ローソク足の読み方
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STEP 3ボックス(レンジ相場)の動き
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STEP 4株価が移動平均線にタッチしたら買い
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STEP 5ゴールデンクロスとデッドクロス
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STEP 6グランビルの法則
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STEP 7上昇トレンド時に下値支持線で買い
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STEP 8上昇トレンド時に抵抗線で売り
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STEP 9相場のパワーを測る指標:出来高
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STEP 10暴落・急騰のサイン:信用買い残・売り残
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STEP 11MACD(マックディー)
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STEP 12ボリンジャーバンド
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STEP 13ストキャスティクス
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STEP 14テクニカル指標を選ぶ時のポイント
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STEP 15テクニカル指標の的中率は相場環境によって変わる
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証券会社ページ銘柄情報に、信用買い残・信用売り残という項目を見かけます。
信用買い残・信用売り残は信用取引で買われている・売られている株数を意味します。
ただこれは、信用取引をする人だけでなく、現物取引も必ず見るべき指標です。
なぜなら信用買い残・信用売り残は将来の株価の急騰・暴落のサインだからです。
目次
信用買い残・信用売り残とは
証券会社ページ銘柄情報に、このような「信用買い残」「信用売り残」という欄があります。
信用買い残・信用売り残は信用取引に関わる言葉です。
「信用買い残」とは信用買いされている合計株数、「信用売り残」とは信用売りされている合計株数を表しています。
用語として覚えて欲しいものは「信用買い」「信用売り」です。
「信用買い」とは信用取引で買うこと、「信用売り」とは信用取引で売ることをと言います。
つまり、「信用買い残」とは信用取引で買われている合計株数、「信用売り残」とは信用取引で売られている合計株数を表しています。
信用倍率は「信用買い残÷信用売り残×100」で、信用倍率が高ければ高いほど暴落の可能性が高まります。
信用買い残、売り残で何がわかるか?
信用買い残
- 信用買いで株価が
上昇方向に吊上げ - ↓
- 信用買い残が増える
- ↓
- 将来的には
「売り」が集まる
暴落サイン
信用売り残
- 信用売りで株価が
下落方向に圧力 - ↓
- 信用売り残が増える
- ↓
- 将来的には
「買い」が集まる
急騰サイン
信用取引は担保のお金を入れれば、最大3.3倍の金額を運用することができます。
3.3倍の取引をしているということはそれだけ大きく株価が動くということを覚えておきましょう。
- 信用買い残が増える=暴落前のサイン
信用買い残が多いということは、およそ3.3倍の信用買いされる株が増えているということです。
つまり信用取引は現物取引の約3倍の力で吊り上げられている状態を意味しています。
ただその信用残高もまるでバブルのように、いつかは弾けてしまいます。
その際溜まっていた買い残が一気に消化されると、株価は大暴落してしまいます。
- 信用売り残が増える=急騰のサイン
信用売り残が多いということは、およそ3.3倍の信用売りされる株が増えているということです。
つまり信用取引は現物取引の約3倍の力で下落方向に圧力がかけられている状態を意味しています。
株価が下落方向に圧力がかけられているので、テクニカルやファンダメンタルのちょっとした要因で一気に株価は上昇していきます。
溜まっていた売り残が消化され作られたトレンドに乗ると大きな利益を得ることができます。
信用買い残や信用売り残はいつ消化されるのか
制度信用取引では、決済期限が6ヶ月と決められているので、信用買いした株は6ヶ月以内に決済しなければなりません。
つまり信用買い残の方が多く積みあがっている銘柄は、6カ月以内にそれだけ多くの株が売られ、株価が下落するということになります。
逆に信用売り残が多く積みあがっている銘柄は、6カ月以内に買い戻しが発生し、株価が上昇するということになります。
実際に信用買い残・売り残は使えるの?
~信用買い残・売り残は制度信用と一般信用の合計~
実際に信用残高はどれほど使えるのでしょうか?
信用取引の中には、制度信用と一般信用があります。
制度信用は6ヶ月以内に決済しなければならなりません。
一方、一般信用は決済をしなければならない期限はありません。
「信用買い残」「信用売り残」には、制度信用と一般信用の売買が合計されて表示されています。
もし信用買い残が完全に制度信用だけの数字を表しているのなら、今ある買い残は6ヶ月以内に全て売り消化されることになります。
しかし、「信用買い残」「信用売り残」の中には決済期限が無期限の一般信用も含まれていますので、増えた買い残の中に、いつまでも売られない買い残も存在します。
つまり、「信用買い残」「信用売り残」はすべてが上昇要因や下落要因になるわけではありません。
したがって、この指標は盲信せず「将来の売り圧力や買い圧力になるかもしれない」ぐらいの参考にとどめておいた方がよいでしょう。
次の章では、テクニカル分析で最も有名な「MACD」について説明します
MACDを使っている投資家は多いので、知っておくだけでも価値あるので、次の章に進みましょう!
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3ボックス(レンジ相場)の動き簡単に利益を取ることができる所要時間2分
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14テクニカル指標を選ぶ時のポイントおすすめテクニカル指標の組み合わせも大公開所要時間3分
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