株価は分単位、秒単位で常に変動していて、日々の株価の動きはチャート(グラフのようなもの)で表すようになっています。

このチャートを見れば、たとえば「1週間ほど前から株価が下がり始めてるな。」や「今年に入って一番安い水準を割り込みそうだな。」といった情報を得ることができるのです。

ローソク足の集合体がチャートとして現れます。まずローソク足を学ぶことでチャートを制することができます。

ローソク足とは

ローソク足とは、株価の動きを簡潔に表したものです。一目見るだけで株価がどういった動きをしたかを把握することができます。

ローソク足は株価が上昇したか、低下したかによって大きく2つに分けられます。

株価が上昇した場合

具体例を用いて考えていきましょう。朝取引が開始されたときに1000円で始まった株価は、昼頃にその日一番安い値段の990円をつけました。その後どんどん買われて高くなっていき、後場の引け間際にはその日で一番高い1040円をつけ、その日の最後の取引で1030円をつけたとします。(注:株価は買われると高くなり、売られると安くなります。)

この時のそれぞれの値段を次のように呼びます。

一日の初めに取引された値段 始値(はじめね)
一日で一番安い値段 安値(やすね)
一日で一番高い値段 高値(たかね)
一日の最後に取引された値段 終値(おわりね)

これをローソク足であらわすと、次のようになります。

これが1日の株価推移を表したローソク足で、日足(ひあし)と呼ばれるものです。

このように、中を塗りつぶしていないローソク足を陽線と言い、その日の始値より終値が高い価格で終了した時は陽線で表します。

株価が低下した場合

逆に、始値より終値の方が安くなった場合は始値が上に来ます。

この時、ローソク足の中は塗りつぶした状態になるのですが、これを陰線と呼びます。

陽線でも陰線でも、日足は1日につき1本出来上がります。

したがって、1週間なら株取引をしているのは営業日の5日間ですから、日足が5本できることになるのです。

次にローソク足を用いたチャートを見ていきましょう。

ローソクチャート

ローソク足チャート:本田技研工業

赤の白抜きが陽線、青で塗りつぶしているのが陰線です。

ローソク足の種類

先ほどの例では一日単位での株価の推移を見ていました。

これを日足というのは説明した通りですが、この他にも推移を見る期間を変えて次のようなローソク足があります。

分足(ふんあし) 分単位での始値、安値、高値、終値の情報を含んだローソク足。
1分足~5分足などがポピュラーです。
週足(しゅうあし) 週単位での始値、安値、高値、終値の情報を含んだローソク足。
1ヶ月で約4本できます。
月足(つきあし) 月単位での始値、安値、高値、終値の情報を含んだローソク足。
1年で12本できます。

通常証券会社では、分足、日足、週足、月足、Yahooファイナンスなどのポータルサイトのファイナンスでは、日足、週足、月足を見ることができます。

分足は一日の内に売り買いをするデイトレーダーなどに重宝されていますが、通常の株式投資ではそれほど使う場面はないと思います。

逆に、長期のトレーダーは月足や週足で株の大まかな流れを確認し、日足で細かな動きを確認するといった使い方がメジャーですね。

ここまでチャートの基本的な土台となるローソク足を見てきましたが、ここからはチャートを使った分析についてみていきましょう。