はじめの頃は手数料だけに着目して、
自分が取引する価格帯で安い証券会社を複数使い分けたりするので、
A証券にホンダ、B証券にキャノン、C証券に武田薬品というように、
気が付けば分散して保有している場合があります。

自分が断固として長期保有で、
全く売買をしないなら支障はないですが、
少し慣れてくると、銘柄を分散して保有するのは、
非効率になってきます。

たとえば、上記の例で言うと、
ホンダを売った金でキャノンを買い増したい!と思ったときに、
A証券でならすぐにキャノンを買い増せます。

しかし、こうなった場合、
キャノンを売る時にA証券とB証券の両方で手数料がかかってくるので割高になりますし、
B証券は逆指値があるけどA証券には逆指値がない!
というような場合、管理も面倒になります。

かといって、A証券でホンダを売ってB証券でキャノンを買おうと思っても、
受渡日の事情があるので、ホンダを売ってから実際にキャノンを買えるまでには、
最低5営業日かかります。

この間にキャノンの株があがってしまうかもしれません。

こういう時A証券からB証券に株を移動するという必殺技があります(笑)

株式移管」とか「株券の移管」なんて言います。

つまりA証券のホンダをB証券に移動させてから、
B証券でホンダを売ってキャノンを買います。

もしくは、A証券でホンダを売ってからキャノンを買って、
買ったキャノンをB証券に移動させます。

こうすれば、同じ銘柄を複数の証券会社で保有しなければならない状況も回避できますし、
5営業日の間売買できない、という規制がなくなります。

しかも、ポイントは移管手数料が無料の証券会社が多いということです!

ですので、
複数証券を使いこなしたい人はできればマスターしておきたいところです。

具体的な手順としては、

1.口座振替依頼書を請求する

2.口座振替依頼書に必要事項を記入、捺印して返送

3.約1週間ほどで移管が完了

となっています。

1.口座振替依頼書を請求する
これはサイトからダウンロードして、
プリントアウトすればいいだけの証券会社と、
電話して自宅まで郵送してもらわなければならない証券会社があります。

2.口座振替依頼書に必要事項を記入し、返送
移管先の証券会社の情報や移管したい銘柄などを記入します。

たとえば楽天証券に株券を移管したい場合は以下のような情報を記入します。

証券会社名:楽天証券
部支店名:本店
部支店の所在地:東京都港区六本木
部店コード:701
お客様の口座番号:(6桁の数字)ログイン画面で確認できます。

銘柄に関しては、銘柄コードと銘柄名、株数を記入します。

必要事項を記入したら捺印して返送します。

3.約1週間ほどで移管が完了
こちらがやることはですべて完了しているので、
あとは移管先の証券会社に株券が反映されるのを待つだけです。

また、移管する場合は、特定口座は特定口座へ、
一般口座は一般口座へしか移管できません。

もし、特定口座→一般口座に移管したい場合は、
まず、移管元の証券会社で銘柄を特定口座から一般口座に振替し、
その後移管の依頼を行います。

移管する際には1週間ほどのタイムラグが空くことになりますが、
この間は基本的に売買ができませんので、
その点に注意しましょう。

株券の移管というと、
面倒臭そうなイメージがあるかもしれませんが、
やってみるとそれほどでもありません。

証券会社に口座開設する手間を100とすると、45くらいです(笑)

一度やっておくと、
複数の証券会社間で株券を行き来させるスキルがつくことになるので、
資金繰りに一つ選択肢が増えることになります。

ただ、移管が有料になるところもありますので、
移管後、さらに別のところへ移管する可能性があるなら、
移管先が手数料無料かどうか確認しておく必要があります。