IPOとは「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、未上場企業が自社の株式を証券取引所で自由に売買可能にすることです。

そんなIPOをうまく利用すれば数十万円稼ぐ事も決して夢ではありません。

しかし、なぜ「株式会社の上場」があなたの利益につながるのでしょうか?

この記事ではIPOの仕組みと、それを利用した儲け方を説明していきます。

IPOの仕組み〜理解を深めていこう〜

IPOの意味は先述の通り「株式公開」です。

と言っても、これではあまりに抽象的過ぎますよね、いつ、どこで行われるのかという点から少しずつ理解を深めていきましょう。

IPOが行われる場所と時間

IPOは一年中、ランダムに行われます。

IPOが行われるのはジャスダック東証マザーズナスダックなどの証券取引所です。
証券取引所にアクセスするには証券会社を経由する必要があります。IPO株の場合SBI証券楽天証券など、人気のネット証券で手軽に取引することができます。

IPOの目的

では、企業はどういった目的でIPO(株式公開)するのでしょうか?

それを知る為に、IPOによる企業のメリットを見ていきましょう。 

①資金の調達

株式未公開の会社ですと資金調達手段は自己資金を使うか金融機関からお金を借り入れるかに限定されます。

自己資金には限りがありますし、金融機関からそう何度も何度もお金を借りることはできないでしょう。

そこで株式を公開して、多くの一般の投資家から資金を募ることで、より広い範囲から多くの資金を集められるようになるというメリットがあります。

②信用度の上昇

IPOのもう一つのメリットが「上場企業」という肩書にあります。その肩書だけで市場での信用上昇に繋がります。

そもそも上場するには証券会社が定める厳しい条件や審査基準をいくつかクリアする必要があります。

それは生半可な努力でクリアできるものはないため、株式上場は企業が目指す目標になっていたりします。「上場を目標に頑張る!」という起業家もたくさんいます。

上場企業になる事で、信用度が高まり取引先や銀行での取引や資金調達もスムーズに進んだりします。

IPOを行う企業

IPOを行う企業は事業が成長していて、これからさらに資金を調達して会社を大きくしていこうという企業が多いです。

2017年、2018年共に1年を通して90社が上場しました。様々な業種が上場してますが、2018年には情報・通信業、いわゆるIT系の企業が27社(全体の30%)上場してます。やはり、IT業界やAI等の分野は近年大変注目されており、上場する企業も多いです。

こうした成長してる企業のIPOをうまく活用して儲ける投資が、IPO投資です。IPO投資は通常の投資と比べて、IPOに当選した場合に非常に高い確率で数十万円儲ける事が可能という事で、投資家からは大変人気の高い投資になります。

以下で、IPOで儲かる仕組みを説明しますね。

IPO投資とは?〜数十万円稼げる仕組みについて〜

IPO投資は、IPO株を公募価格で手に入れて、上場後に初値で売却することで利益を上げる手法です。

といっても、なぜそれが通常の投資よりもはるかに高い確率で数十万円もの利益に繋がるのか分からないですよね。

なぜ、IPOが儲かるのかを理解する為に、公募価格と初値の仕組みについて知る必要があります。

公募価格と初値

IPOの利益は初値が公募価格を上回る事で生まれます。

公募価格とは?

上場前の一時的な株価のこと。企業が証券会社と協議することで決められます。売れ残りが出ないように安価で設定されており、IPOではこの価格で上場前に株を購入することができます。

初値とは?

上場初日の最初につく株価のこと。IPO株は人気が高いために大抵の場合公募価格より高値になります。

安く売って、高く売る」が株式投資の勝ちパターンです。

IPOではこの「初値が公募価格を上回る確率」がかなり高く、2017年は90社の内82社で初値が公募価格を上回り、勝率は91%となり、2018年も90社中80社で初値が公募価格を上回り約89%の勝率となってます。

また、以下のデータが示すように、中には公募価格の2倍以上の初値をつけるケースもあります。

2019年度主要企業のIPO公募価格と初値比較
企業名 上場日 当たり本数 公募価格 初値 初値上昇率
識学 2/22 3,795本 1,800円 4,550円 +152.8%
リックソフト 2/26 2,944本 4,000円 9,500円 +126.3%
サーバーワークス 3/13 3,704本 4,780円 18,000円 +276.5%
カオナビ 3/15 10,005本 1,980円 3,970円 +100.5%
Webly 3/29 1,970本 5,200本 18,030円 +246.7%
ヴィッツ 4/8 4,600本 2,650本 6,100本 +130.2%
ブランディング・テクノロジー 6/21 1,562本 1,740円 4,825円 +177.3%
フィードフォース 7/5 7,820本 1,150円 2,760円 +140.0%
2019年度主要企業のIPO公募価格と初値比較
企業名 公募価格 初値 初値上昇率
識学 1,800円 4,550円 +152.8%
リックソフト 4,000円 9,500円 +126.3%
サーバーワークス 4,780円 18,000円 +276.5%
カオナビ 1,980円 3,970円 +100.5%
Webly 5,200本 18,030円 +246.7%
ヴィッツ 2,650本 6,100本 +130.2%
ブランディング・テクノロジー 1,740円 4,825円 +177.3%
フィードフォース 1,150円 2,760円 +140.0%
引用:「96ut.com」より

通常の株より安くて、かつ値上がり幅の上昇が見込めるIPO株の人気が出ないわけがありません。

実際、IPOがある度に毎回数万人の申込みがあり、株式市場は非常に盛り上がります。

IPOの抽選制度

IPOはめちゃくちゃ人気がありますが、そこまで人気が出ると、今度は企業側がそれだけの株式を用意できなくなります。

そこでIPO投資では購入者を決める抽選が行われ、その抽選で当選して初めてIPO株は購入できます。

その当選率は公開されていませんが、SBI証券の口座が350万人でそのうち1%がIPOをすると仮定すると、1株あたりの当選率は0.1〜1%程度でしょうか。

IPO投資は複数の株に申し込めるため、当然もっと当選確率は上がりますし、100社に申し込んだとすれば10〜100%1年に数回は確実に当てる事ができると言えるでしょう。

IPO投資のメリット・デメリット

さて、最後にIPO投資のメリットデメリットをまとめておきました。

iPO投資に興味がある方は参考にしていただければ幸いです。

IPO投資のメリット

メリット

  1. ローリスク・ハイリターン
  2. よく勘違いされがちですが、iPO投資は非常にローリスクで大きい利益を狙える投資です。
    というのも当選するまでは申込みボタンを押すだけで、一切お金を払う必要はないためです。
    極稀に初値が公募割れすることはありますが、9割以上の確率で公募価格以上の値段になリますし、万が一公募価格を切ったとしてもその2割程度の損失で収まります。
    元金の2倍以上の利益を狙える投資としては破格の低リスクでしょう。

  3. 通常投資と比べると低額
  4. 前述のように、企業側はなるべく投資家に株を購入してもらう必要があるため、通常の株と比べて安めに設定されています。
    また、実際に当選するまでは一切お金を払う必要はありません。申込みに一切お金が要らないというのもIPOのみと言っていいでしょう。(ただし当選後の入金保証のため、口座に入金する必要はあります。)
    ちなみに当選した際に支払えないとなっても購入辞退は可能です。ただし、証券会社によってはペナルティが加えられる場合もあるので注意しましょう。

  5. 複数の口座で申し込める
  6. IPOはNISA等とは違い投資に複数の口座を利用可能です。
    そのため、決して高くはない当選率も申し込み数を多くすることでカバー可能、前述のように当選確率を押し上げることも可能です。

  7. 買付手数料がかからない。
  8. 証券会社で株式を購入するときは当然手数料がかかってきますが、IPO株は買付手数料無料です。コストが最低限に抑えられます。ただし売却手数料は通常通り支払う必要があります。

IPO投資のデメリット

デメリット

  1. 一株あたりの当選確率は高くない
  2. 先述した通り、一株当たりの当選確率は約1%程度であり、確率は高いと言わざるを得ません。
    そのためIPO投資は複数の口座を開設して申し込むことが絶対です。
    もし落選しても一切損失にはならないため、おみくじ感覚で気軽に挑むくらいがベストです。

  3. 全ての証券会社が完全平等抽選ではない
  4. 完全平等抽選とは全員が1人1票しか申し込めない抽選法です。もしこれが宣言されてない場合はお金を持っているユーザーは複数申し込めますし、ひどい場合は上得意客に対して優先的に分配が行われます。
    逆に、完全平等抽選が宣言されていると、資金の少ない初心者には有利です。
    そのため、IPOでは完全平等抽選が宣言されている会社か、SBI証券IPOチャレンジポイントのように何らかのメリットが提示されている会社を選びましょう。

 

まとめ

以上が「IPOとは?」という疑問に対する答えになります。

高い確率で数十万円稼げる魅力的なIPO投資、次はそんな「IPOの買い方」について詳しく説明していきます。

もしも、「今すぐにIPOを始めたい!」という方がいらっしゃれば、この「【徹底比較】IPOでオススメなネット証券会社はココだ!!」を参考にしてください。

先程紹介した「完全平等抽選の証券会社」や「総合的にIPOにおすすめの証券会社」など、様々な指標でIPOにおすすめの証券会社を紹介しています。