前回は、IPOの仕組みやメリット・デメリットについてお伝えしました。
今回は、数十万稼ぐことが出来る魅力的なIPOの買い方を分かりやすく説明します。

これを読んで、IPOを始めましょう!

IPO株の上場承認から上場までの流れ

IPOは、初値が上場前の公募価格より高くなるケースが多いため、人気があり、抽選で当選して購入する必要があります。
IPOの買い方を理解するためには、IPO株の上場承認から上場までの流れを知っておく必要があります。
それではまず、IPO株の上場承認から上場までの流れを確認していきましょう!

上場承認 証券取引所が上場を認める
仮条件発表 ブックビルディングを行う為の株の売り出し価格を決める
ブックビルディング 投資家に仮条件を提示し需要を調査する
公開価格の決定 ブックビルディングを元に公開価格を決定
購入申込み受付 申し込み受け付けが始まり3日程で抽選が行われる
抽選 抽選方法は証券会社によって異なる
上場 当選した投資家に株が配られる

①上場承認

会社がIPOを行って上場するためには証券会社と証券取引会社が審査を行い問題がないことを確認する手順が必要になってきます。
証券取引会社の審査終了後に上場承認となります。
その後、上場承認されたIPOはインターネットの経済ニュースや新聞などで必ず発表されます。
東証を運営している日本証券取引所グループの新規上場会社情報のウェブページを見ると上場のスケジュールを把握できます。
下にリンクを貼っているので、気になる方は確認してみてください。
日本証券取引所グループの新規上場会社情報のウェブページ

②仮条件発表

仮条件とはブックビルディング(需要申告)において申し込める価格の範囲です。
主幹事証券会社がその会社の財務内容や業績をもとにして仮条件を決めます。
そして、仮条件が決定することで、そのIPO株の需要と初値を予測することができます。

③ブックビルディング

ブックビルディングとは「私は○円でこの株を△株買います」と申告することです。
一般的にブックビルディングの期間は1週間ほどとなっています。

新規上場企業カブデミー社の仮条件の価格が1,500円~2,000円の場合

かおる(笑顔)

かおる

カブデミー社の成長性にかなり期待してるので、2,000円で100株買います!


ゆうた(悩む)

ゆうた

ちょっと割高に感じるから、1,700円で100株買おうかな。

このような申告をして一番多かった株価が公開価格となります。

④公開価格の決定

ブックビルディングで行った申告を集計して、基本的に一番申告が多かった価格を公開価格として決定します。

抽選に当選した場合は公開価格でIPOを獲得することができます。

⑤購入申込みの受付

公開価格は殆どの場合仮条件の上限の価格になります。
なぜかというと、抽選の対象になるのが公開価格以上でブックビルディングを行った人だけだからです。
よって、ほしいIPO株の場合は仮条件の上限価格で申し込む必要があります。

⑥抽選

発行株数に対して申込者が多数となった場合は公開価格決定後に抽選が行われます。
IPOは人気があるので殆ど抽選が行われます。
しかし、抽選方法は証券会社によって異なります。
1人1口の完全平等抽選の証券会社や申込株数に比例した抽選口数が与えられる証券会社があります。

そして、抽選の結果は①証券会社のWEBサイト②証券会社の当選・落選メールサービスで確認できます。

⑦上場

上場承認から約一ヶ月後に上場します。

上場後のIPO株の売り方についてはこちらの記事で説明しています。
気になった方は確認してみてください。

IPOの売り方を徹底解説!

この記事ではIPOの売り方を解説してます。「初値売りのやり方」や「公募価格割れする銘柄の見つけ方」「初日に初値が付かなかった場合の対処」「初値で売らない場合の方法」等を紹介してます。...

次にIPOを購入するために必要な手順を詳しく説明していきます。

証券会社に口座を開く

IPOを始めるために、まずは証券会社に口座を開設する必要があります。
実は、IPOはどこの証券会社からでも購入できるわけではありません。
リスクを分散させる為に、証券会社によって購入できるIPOの銘柄や当選する株式数は異なっています。

例をあげて説明していきます。

ある会社がIPO株を10,000株発行したとします。

この場合、その10,000株はすべての証券会社に平等に振り分けられるわけではなく、証券会社Aには5,000株、Bには3,000株、Cには2,000株というようにそれぞれの証券会社に異なる数で割り当てられます。
この場合、その他の証券会社DやEではこの会社のIPO株を購入することはできません。
A,B,Cの全ての証券会社で口座を開設している場合は、3社すべての証券会社から抽選の申し込みをすることが出来ます。つまり、たくさんの証券会社で口座を開設すると当選の確率を上げることが出来ます。

口座は開設すればするほど良いというのはお分かりいただけたでしょうか?

IPOの当選確率をあげるための具体的な方法はこちらの記事で詳しく説明しているのでよければ参照してみてください。

IPOの当選確率を上げる方法について解説。当たらないなんてもう言わせない。

当選すると大きな利益が見込めるIPOですが、当たらないと思っている方は、多いと思います。確かにIPOの当選確率は高いとは言えませんが、やり方次第では決して当たら...

口座開設に必要なもの

IPO株取引をするためには証券会社に口座を持っている必要があります。
これは、IPO専用の口座があるわけではなく一般的取引用の口座でIPO株を購入することができます。

簡単に証券会社の口座を開くための流れを見ていきましょう。

まずは口座開設をするために必要なものを紹介します。

口座開設に必要なもの

  1. マイナンバーの個人番号カード又は通知カードのコピー
  2. 本人確認書類のコピー
  3. 振込先として利用する銀行の支店・口座番号がわかる物
  4. 判子

本人確認書類は、運転免許証・パスポート・在留カード・各種健康保険証・住民票の写し・印鑑登録証明書・各種年金手帳等が該当します。
必要な情報を入力した口座開設申込書を印刷して郵送する場合には、封筒の準備が必要になります。
また、店頭で口座開設をする際は、コピーではなく原本を持参するようにしましょう。マイナンバーの個人番号カードだけで可能な場合もありますし、本人確認書類が2種類必要な場合もあるので、各証券会社で確認するようにしてください。

現在の口座開設は殆どがウェブサイトを経由したものとなっています。
次はウェブサイトを経由した口座開設の手順を確認しましょう。

口座開設の手順

口座開設の手順

  1. 証券会社ウェブサイトで口座開設のボタンをクリックする
  2. 申し込みフォームに必要事項を記入し送信する
  3. 口座開設申込書に署名・捺印し、本人確認書類と共に返送する
  4. 口座開設

これが大まかな口座開設の流れです。
口座開設完了までは数日~数週間かかるので余裕を持って申込みをしましょう。口座開設自体は無料になっています。

ただ、証券会社はたくさんあってどこが良いのかわからないですよね。
以下でおすすめの証券会社を紹介しています。

おすすめの証券会社

   


おすすめポイント

  • Point.1
    IPOチャレンジポイントがもらえる!

    SBI証券では全体の30%がIPOチャレンジ抽選となっており、IPOチャレンジポイントが多い人から当選する仕組みになっています。IPOチャレンジポイントは、抽選に落選するともらうことができ、ポイントを使った抽選で落選した場合は利用したポイントはすべて返ってくる仕組みになっています。つまり、いつかは必ず当選するサービスなのです。

  • Point.2
    IPO取り扱い数が1番多い!!

    SBI証券はネット証券の中でIPOの取扱数が1番多い証券会社です。SBI証券の口座を開設すると多くのIPOの抽選に参加することができます。

初心者向きだと思う株投資を始めて10年くらいたちました。SBI証券以外にも楽天やマネックス、ライブスターなど、いろんな口座を使ってきましたが、どのネット証券が一番良かったかと言われれば断然SBI証券です。取引手数料が安く、取扱商品数も多い、アプリやPCツールもしっかりしてて使いやすいです。個人的にはIPOポイントがあるのがうれしいです。総合すると、僕みたいな年季の入ったトレーダーにもおすすめですし、これから始めるという方にもおすすめです。(引用)価格.comより
   

おすすめポイント

  • Point.1
    100%完全平等抽選!

    SMBC日興証券でネット抽選を行うと、購入株数や抽選回数などに関係なく完全に平等な抽選を行うことができるため、初心者の方でもIPO抽選に当たる可能性が十分にあります

  • Point.2
    主幹事数が1番多い!

    主幹事数がダントツで多いため、ほかの証券会社より当たる可能性が高くなります。

IPOはおすすめ私はIPOを中心に株式投資をしていますが、大手の証券会社で一番IPOに当選しやすいように個人的には思います。SMBC日興証券が主幹事で、公開株数の少ないIPOをターゲットにします。競争率が高いので、なかなか当選しませんが、粘り強くあきらめずに抽選に参加すれば、当選するときがやってくると思います。ただほかの大手証券会社と違って、IPOごとに前金が必要なのと、辞退すれば1ヶ月IPOに参加できないという難点もありますが。抽選に参加する場合には、公開株数の少ない確実に利益の出そうなIPOに絞りましょう。(引用)価格.comより

何度も抽選を行うと最終的には確実に当たるSBI証券、株の購入量や抽選の回数などに関係なく、初めから平等に当選の確率があるSMBC日興証券、このような異なったIPO抽選の仕組みを併用して利用することも当選する確率を上げるために有効な手段です。

もう少し詳しくIPOでお勧めの証券会社について知りたい方はこちらも合わせてご覧ください。

【徹底比較】IPOでオススメのネット証券会社はココだ!!

IPO投資にオススメの証券会社を総合的に比較しランキングの作成をしています。IPOに当選するかの性を高めるためには「どの証券会社を使うか」が重要な選択となります...

IPO情報を入手する

IPO株購入のための口座を開設でき、証券会社からIPOが発表されたら、実際に応募するまでにIPOを行う会社の仕事や財政情報を入手しておきましょう。

ほとんど確実に利益を得ることができるといわれているIPO株ですが、勝率は70%~90%となっており、中には公募価格を下回る(損をする)ものも存在しています。
「IPO株に当選したのに損をしてしまった」といった事態を招かないために、公募価格を下回りそうな銘柄か見極めてから抽選に参加するようにしましょう。

IPOの情報の入手場所

IPOは上場承認から上場までの約1ヶ月間で目まぐるしいほど動きがあります。

IPOの情報は各メディアに掲載はされますが、最新情報を集めるには印刷・刊行までのタイムラグが生じる書籍よりも、タイムラグが小さいネットの方が適しているといえます。

証券取引所の新規上場会社情報では正式な資料が更新されているので確実です。

また、IPOでは「申込の期間・抽選日・購入期間・上場日」など期間が決められているので、資料を元にノートやスマホなどにメモをしてしっかりとスケジュールを管理しておきましょう。

公募価格割れする銘柄の見分け方

勝率70%~90%といえど10%~30%の銘柄は公募価格割れしています。
公募価格割れする銘柄とは一体どんな銘柄なのでしょうか?
見分け方を説明していきます。

新規公開株数が多い銘柄

新規公開株数が多い銘柄は供給数が多くなり、希少価値が付きづらくなります。
結果として初値の高騰が見込みにくくなります。
以下は、2016年・2017年の公開株数で分類し、公募割れした銘柄数です。

公開株数 件数 公開割れの件数
50万株以下 67件 2件(3.0%)
50万株超100万株以下 37件 1件(2.7%)
100万株超500万株以下 46件 8件(17.4%)
500万株超1000万株以下 9件 3件(33.3%)
1000万株超 14件 9件(64.3%)

株価は需要と供給のバランスで決まります。
公開株式数が多いと供給量が増えることになるので株価が思った以上に上がらないことがあります。
公開株数が1000万株を超えたら注意が必要ですね。

東証一部(東証二部も)に上場する銘柄

東証一部では他の市場と比較すると上場時に大量の株式を発行する必要があります。
流通単位は1単位100株が基本となっています。
下表の通り東証一部は基準となる流通単位が他の市場よりかなり高めに設定されているので新規公開株数が多い銘柄にもつながるのですが、株式数が過剰供給となる場合があります。

 

項目 東証一部 東証二部 マザーズ ジャスダック
株主数 2.200人以上 800人以上 200人以上 200人以上
流通単位 20,000単位以上 4,000単位以上 2,000単位以上 規定なし
流通株数比率 35%以上 30%以上 25%以上 規定なし
時価総額 250億円以上 20億円以上 10億円以上 規定なし

日本取引所グループ 上場審査基準

仮条件が想定価格よりも低めに設定された銘柄

想定価格とは上場申請に先駆けて企業と幹事証券会社で決定する価格のことです。
仮条件は幹事証券会社が決定します。
上記の条件に該当した銘柄は公募価格割れする可能性が高いです。
その場合は当選後にキャンセルすることもできるので安心してください。
キャンセルとは当選後に購入申込みをしないということです。
証券会社によってはペナルティを課す場合もあるので注意しておきましょう。

  

ペナルティなし 野村證券 大和証券 SBI証券 マネックス証券 岡三オンライン証券 東海東京証券
ペナルティあり(一ヶ月間IPO抽選に参加できない) SMBC日興証券 三菱UFJ モルガン・スタンレー証券
キャンセル不可 カブドットコム証券 松井証券 楽天証券

まとめ

ブックビルディング方式の復習

IPO株の上場承認から上場までの流れでご説明した、IPO株の購入で利用されるブックビルディング方式をもう一度復習します。

1.仮条件の価格の公表

IPOの仮条件の価格が「500円~1000円」というように公表されます。
最終的なIPO株の価格はこの範囲の中で決定されます。

2.希望購入価格の提示

発表された仮条件の価格の範囲内で希望価格希望購入数を提示します。
最終的なIPOの価格が自分の提示した希望価格を超えてしまうと抽選に参加することが出来ません。
人気の銘柄は必ず仮条件の最高値で公開価格が決定されるので、ここでは最高値を提示するようにしましょう。
最高値で公開価格が決定されなかった場合は、人気のない銘柄の可能性があるため、購入は検討する必要があります。

また、抽選の段階で資金が足りていないと抽選に参加できない証券会社がほとんどなので、自分が提示している株数を購入できる資金が口座に入っているかを確認しておきましょう。

3.抽選と購入

公募価格が決定し、注文した人の中から購入できる人を決定するための抽選が行われ、当選者が発表されます。
運よく当選した場合に注意すべきことは、当選しても決められた期間内に購入の手続きを行わないと株を購入したことにはならないことです。
購入の手続きができる期間は約1週間と短いので、しっかりとスケジュールを管理し、忘れないようにしておきましょう。

まとめ

この記事では、IPOを購入するための手順を説明して行きましたがいかがでしょうか?
最後にもう一度IPOの購入手順を確認しておきましょう!

1.証券会社に口座を開設
2.IPO情報を入手し、高騰する銘柄か調査する
3.仮条件の価格が提示され、その範囲内で希望購入価格を提示する
4.抽選(当選した場合は購入の申し込みを行う)

ゆうた(興奮)

ゆうた

後は抽選に当たるのを待つだけだ!!!


りな先生(ワンポイント)

りな先生

抽選に当たっても売るタイミングを間違ってしまうと損をする可能性があるわ!次のステップではIPOで儲ける売り方を学習しましょう!