5 STEPでマスター
前回は、初心者が投資するべきオススメのインデックスファンドを紹介しました。
今回は、実際にS&P500に連動した運用成績を目指す「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の購入を通して、具体的にどのようにインデックスファンドを注文するのかをご紹介したいと思います。
他のインデックスファンドの注文方法も同じなので、今回の注文方法のマネをするだけで大丈夫です!
注文の前に
今回は、SBI証券のつみたてNISA口座を使って実際の注文を行なっていきます。まだ口座開設できていないという方は、まずはSBI証券の口座を用意してくださいね。
下のボタンからだと最短5分 で口座開設が完了、そして最短翌営業日から取引が可能です。
すでにSBI証券のつみたてNISA口座をお持ちの方は、実際の注文方法を見ていきましょう!
SBI証券での注文の流れ
①SBI証券の公式サイトにアクセスする
まずは、SBI証券の公式サイトにアクセスしましょう。
以下のような画面が表示されます。この赤ワク内に、SBI証券から郵送された「本人受取郵便」に記載されているユーザーネームとパスワードを入力してログインしましょう。
②インデックスファンドを探す
ログインすると自分専用の画面が表示されます。
まずは以下の画面の赤ワクで囲んでいる「投信」というメニューをクリックしてください。投信とは投資信託の事です。
投信をクリックすると、以下のようなページが表示されます。ページの左に「投資信託を探す」という検索ボックスがあり、そこでお目当の投資信託を調べられます。
今回のお目当ては「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」ですので、検索ボックスに入力して検索しましょう。
検索結果に該当した「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」というインデックスファンドが出てくるので、そのリンク(赤ワク)をクリックしましょう。
すると、以下のようにeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の詳細ページが表示されます。
この画面で、インデックスファンドの基準価格や純資産総額、信託報酬、過去の値動き等の詳細を確認できます。
次はつみたてNISA口座を使って毎月自動積立注文を入れてみましょう!
③実際に注文を入れる
まず、先程のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の詳細ページにあった「つみたてNISA買付」というボタンをクリックします。
すると、以下のようにつみたてNISA設定画面に銘柄が追加されます。
次に詳細設定をしていきましょう。まず、つみたてNISA設定条件入力の「つみたて条件設定」の入力方法を金額入力と比率入力の中から選択します。
金額入力・比率入力とは?
金額入力とは、つみたてNISA設定画面に追加した銘柄毎に、毎月の積立金額を設定するものです。一方で、比率入力とは、自分の設定した1ヶ月あたりの積立予算額を100として、各銘柄に積み立てる設定金額をそれぞれ「30%、15%」等の比率で設定するものです。
今回は、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の1つだけの積立設定なので金額入力で進めていきます。複数銘柄の購入を考えている人は、こちらをご覧ください。
積立設定金額の入力方法を設定した後は、積立コースを「毎日・毎週・毎月」から選びましょう。今回は一番ベーシックな毎月コースを選択します。
積立コースの設定が済んだら、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に毎月積み立てる設定金額を決めましょう。
今回は一番最初の投資なので、少額の「1万円」に設定しましょう。
その他、各ファンド毎の設定項目は以下のようになっています。
知っておくべきポイントの⑫と⑬だけ軽く説明しますね。
知っておきたい
まず⑫の「ボーナス設定/設定状況」では、ボーナス月専用の積立金額を設定できます。ただし、ボーナス月設定で指定した金額に関しては、つみたてNISAの年間上限金額である40万円の対象外になるので注意が必要です。
⑬の「NISAぎりぎり注文設定」は、NISA投資枠の40万円を無駄なく使う事ができるサービスです。毎月9万円を積み立てていて、NISA枠40万円のうち36万円埋まってしまい積み立てができない状態でも、自動的に残りに合わせた金額(4万円)を積み立ててくれます。
最後に、つみたてNISA設定画面にある「試算する」という以下のボタンをクリックする事で、ここまで入力した内容が全て保存されます。
全ての内容を入力できた後は、取引パスワードを入力してそのファンドの「目論見書」と「目論見書補完書面」を確認しましょう。
目論見書と目論見書補完書面を確認した後は、以下の「目論見書(PDF)を閲覧し、確認しました」というチェックボックスにチェックしましょう。
チェック後に表示される「同意して次へ」ボタンをクリックした後に表示される「確定する」ボタンをクリックすれば、積立注文完了です!!
最後に、「下記の積立設定を受付致しました。」という設定受付画面が表示されればOKです。
これで積立注文は完了です。お疲れ様でした!!
注文後は何をすればいいの?
基本的には「ほったらかし運用」で大丈夫
第2回でも説明しましたが、インデックスファンドへの投資は基本的に「ほったらかし」で大丈夫です。後は成長していくのを見守るだけです。
実際に、2019年9月末時点からの過去の年率リターンを見てみると分かると思いますが、10年、20年と時間が経過する毎にインデックスファンドの平均の5%台に近づいていっています。
インデックス名 | 年率平均リターン | |||
---|---|---|---|---|
1年 | 5年 | 10年 | 20年 | |
S&P500 | -1.4% | +10.4% | +15.3% | +6.4% |
このように、インデックスファンドへの投資というのは、長期間保有する事で投資リスクが減少し、他の投資と比べて安定したリターンを得られる投資です。
したがって、最初の1年のパフォーマンスが悪かったからといって投げ出さずに、より長期的な視点にたって継続的に投資を続けていきましょう!
慣れてきたら積立額を増やそう!
最初は1万円くらいの少額から積立投資をスタートして、慣れてきたら積立金額を増やしましょう。毎月積み立てる金額によって、最終的なリターンは大きく変わってきます。
実際、毎月1万円ずつを20年間、年率5%で運用した場合、20年後には投資元本240万円に対して、運用収益は約170万円ですが、
(※金融庁の資産運用シミュレーション)
毎月3万円ずつを20年間、年率5%で運用した場合、20年後には投資元本720万円に対して、運用収益は約510万円と、毎月2万円の積立額の違いが約350万円ものリターンの違いに繋がります。
(※金融庁の資産運用シミュレーション)
そのため、インデックスファンドへの積立投資に慣れてきたら、自分の将来必要な金額を計算してみて、逆算して毎月積み立てる金額を決定しましょう。
まとめ
これで、全5回の「インデックスファンドの始め方」が終了となります。
「投資」というと難しそうという印象もありますが、インデックスファンドは「少額」・「リスクが小さい」・「管理が楽」なため、初心者の方でも始めやすい方法です。
少しでも投資に興味が湧いた方は、是非一度チャレンジしてみてくださいね。投資だけに限らず、何事もまずは始めてみるという姿勢が大事です!