老後には2,000万円が必要

このフレーズから長期的な資産運用として人気になったiDeCoつみたてNISA

この2つは利用目的から全く違うため、それぞれの特徴をはっきり認識する必要があります。

しかし、調べてみても、この2つのどちらがいいのかなかなかわかりにくいですよね。

そこでこの記事では

  • iDeCoつみたてNISAの違い

  • どちらがあなたに合っているか

  • オススメの証券口座と投資信託

の3点の投資初心者がよく疑問に思うポイントをやさしく解説します。

iDeCoとつみたてNISAの違い

iDeCoつみたてNISA、それぞれを一言で説明すると

iDeCoとつみたてNISAのキャッチコピー

  • iDeCo「老後」のための年金

  • つみたてNISA「ライフイベント」のための貯金

となります。

より具体的に違いを挙げるなら

5つの違い

  • 非課税対象

  • 非課税期間

  • 口座非課税枠の大きさ

  • 出金タイミング

  • 手数料

の5つです。それぞれ比較すると以下のようになります。

iDeCo つみたてNISA
非課税対象 収益と配当が非課税
掛金は所得税と住民税が全額控除
受取時も控除有り
収益と配当が非課税
いつでも引き出せるため、受取時の税金は元から存在しない。
非課税期間 60歳まで 20年間
口座非課税枠の大きさ 職業により変わる。
大半のサラリーマンは
年間14.4万円
年間40万円
出金タイミング 60歳まで引き出し不可能 いつでも引き出し可能
手数料 最低毎月171円 無料

※掛金とはiDeCoで分割して定期的に払うお金のことを指します。

この5つの違いを詳しく見ていきましょう!

①非課税対象の違い

iDeCoつみたてNISAともに投資の収益や配当は非課税です。

ただ、iDeCoは掛金の分だけ、所得税と住民税も軽減されます。

仮に所得税と住民税の合計が年間40万円とすると、そのうち3万5000円の節税メリットを受けられるでしょう。

また、iDeCoは年金の受取時にも節税メリットがあります。

通常、年金の受取時には一括受取なら「退職所得」、分割受取なら「雑所得」扱いで課税されます。

しかし、iDeCoだと所得控除が適用され、どちらの場合でも非課税です。

このように非課税対象の広さに関してはiDeCoのほうが優れています。

②非課税期間の違い

iDeCo60歳まで非課税なのに対し、つみたてNISA最大20年の非課税期間が定められています。

そのため40歳以下の方はiDeCoの方が運用期間が長いです。

このように書くと、iDeCoの方が非課税枠が大きく思えますが、実は多くの場合つみたてNISAの方が非課税枠が大きくなります。

③口座非課税枠の大きさ

それは口座の年間非課税枠が多くの場合つみたてNISAの方が大きくなるためです。

最終的な非課税枠の大きさを比べてみましょう。口座を使う人は30歳のサラリーマンを仮定しています。

それぞれの非課税枠の違い

  • iDeCo…年間14.4万円×30年間=422万円

  • つみたてNISA…年間40万円×20年間=800万円

このように一般的なサラリーマンの場合、つみたてNISAの方が非課税枠は大きいです。

ただ、iDeCoの一年間で投資できる額はあなたの職業によって変わります

iDeCoの年間使用限度
引用:「イデコってなに/イデコ公式サイト」
*DB=確定給付企業年金、DC=確定拠出年金

多くの一般企業ではDBに入る必要があるため、一般の会社員や公務員の方ならほとんど年間14.4万円と考えて問題ないでしょう。

しかし、将来独立する場合iDeCoの方が非課税枠が大きくなる可能性はあります。

自分のキャリアプランと見比べてどれだけ非課税枠があるのか考える必要があるでしょう。

④出金タイミングの違い

iDeCoはあくまで、「年金」なので、60歳まで引き出せません。

一方つみたてNISAはいつでも引き出せます。

ただ、こういった積立投資は長く続ければ続けるほど利益が増えるため、無闇に途中で引き出すものではありません。

結婚式や不動産の購入など、「ここは絶対にお金がいる!」という重要なイベントを事前に決めておき、その時だけ引き出しましょう。

⑤手数料の違い

iDeCoは専用口座の開設に最低2,829円の手数料がかかり、金融機関により異なりますが、毎月171~629円の口座維持手数料がかかります。

対してつみたてNISAは口座そのものは完全無料で使えます。

ただ、投資信託運用は純資産総額に対して0.1~0.3%程度の信託報酬という手数料が毎日かかってきます。

これはiDeCoでもつみたてNISA、どちらを使う際も必要です。

iDeCoとつみたてNISAどちらを選ぶべき?

iDeCoがオススメな人

老後資金を貯める場合iDeCoの方がオススメです。

掛金の全額所得控除は安定して節約できますし、大きなメリットです。

確かにつみたてNISAの方が非課税枠は大きいですが、それでも所得税、住民税の控除を合計すればiDeCoの方がメリットが大きいでしょう。

仮に所得税、住民税で合計年間40万円払われている方なら、掛金控除だけで年間35,000円、30年間運用すると1,050,000円もの節税になります。

iDeCoのメリット

  • Point.1

    掛金全額所得控除

    iDeCoでは掛金が全額所得控除され、所得税と住民税が軽減されます。
    所得控除とは収入から掛金が天引きされることです。控除された分だけ課税対象となる所得額も少なくなるというのが節税の仕組みです。

  • Point.2

    運用益が非課税に

    預金や保険でも投資はできますが、iDeCoは基本的に投資信託で運用するものと思っていいでしょう。
    投資信託といえば馴染みがないかもしれませんが、実は保険も投資信託に運用されており、日常のあらゆる資産運用に使われています。
    投資信託の運用利益や配当金には通常20%の課税がかかってきますが、iDeCoでの運用だと、これらの利益はすべて非課税になります。

  • Point.3

    受取時にも大幅な控除

    iDeCoの受け取り方は「一括」か「分割」の2種類があり、前者だと「退職金」、後者だと「年金」扱いです。
    通常だとそれぞれ「退職所得」、「雑所得」扱いで課税対象ですが、iDeCoで運用することそれぞれ「公的年金控除」、「退職所得控除」が適用され、一切の課税がなくなります。

iDeCoのデメリット

iDeCoのデメリットは一旦投資すると途中で引き出せないことです。

ただ裏を返せば、引き出せないゆえに意志が弱い人でも頑張って投資を続けられるとも言えます。

つみたてNISAがオススメな人

対して、十数年先の結婚や子供の教育など、老後以前のライフイベントに必要な資金を貯める場合、つみたてNISAの方がオススメです。

比較的短期の運用ですし、お金が必要になったタイミングで引き出せるためです。

iDeCoだと60歳まで引き出せないのでそういったイベントの準備にはなりえません。

勿論そう簡単に引き出していては利益が小さくなるので、どのようなライフイベントに使うのか決めて、そのときだけ使いましょう。

つみたてNISAのメリット

  • Point.1

    運用益が非課税に

    iDeCo同様、つみたてNISAでも投資信託を運用します。
    iDeCoと違い所得控除がありませんが、投資額が年間40万円に届くまで運用益や配当は非課税です。

  • Point.2

    いつでも引き出し可能

    iDeCoと違い、つみたてNISAに投資した資金は必要に応じていつでも引き出せます。
    そのため、もし事故や突然の病気で多額のお金が必要になったときなど、つみたてNISAの資金を回すこともできます。

  • Point.3

    積立可能額が大きい。

    投資期間はiDeCoは60歳まで、つみたてNISAは20年間と、一見iDeCoの方が多く積立てられそうです。
    しかし、多くの方にとってiDeCoは1.4万×12=年間16.8万円しか積み立てられないのに対し、つみたてNISAは1年間に40万円と実はiDeCoより多額の積立ができます。
    ただし、これはサラリーマンの方限定の話で、今後独立するならばiDeCoの方が積立可能額は多くなります。

つみたてNISAのデメリット

つみたてNISAにはこれといったデメリットはありませんが、iDeCoと比較すれば税金控除は少ないです。

非課税枠そのものはiDeCoより大きいのですが、それでも様々な税金控除を併せた最終的な控除額はiDeCoの方が多いでしょう。

つみたてNISAの期間

つみたてNISAは2037年までの投資が非課税の対象で、元来20年間の投資期間を確保することができませんでした。

しかし、「つみたてNISA」の利用者が大幅に増えたため、ついに2038年以降も継続積立可能に制度が改められ、いつ始めても20年間の税制優遇が受けられるようになりました。

ただ、現状2042年までの延長でそれ以降はどうなるかはわかりません。制度恒久化を求める声は非常に大きいため、恒久化に期待はできますが、非課税期間を減らしたくない方は早めの加入をおすすめします。

まとめ

iDeCoとつみたてNISAの違いをもう一度簡単にまとめます。

まとめ

  • iDeCo老後のための貯蓄、60歳以後に使うお金はこちら

  • つみたてNISA…20年以内のライフイベントのための貯蓄。60歳以前かつ10年以上先に使うお金はこちら。

iDeCoとつみたてNISAの併用はアリ?

ここで、勘の良い方は「iDeCoとつみたてNISAを併用すればいいのでは?」と思われたのではないでしょうか?

iDeCoとつみたてNISAの併用はできます。老後も将来のライフイベントも両方重要なので、余裕がある方はぜひとも併用しましょう。

両方ともに積み立てていく場合、非課税枠をフルに運用するなら毎月積立てる額はiDeCo1.2万円(非課税枠は年間14.4万円と仮定)、つみたてNISA3万円、合計4.4万円です。

ただ、毎月4.4万円はなかなか高いですよね。

枠を使い切れれば理想なのですが、両方使い切る余裕のない方はフルに投資する必要はありません。

フルに投資せずとも、老後資金を貯めるためにiDeCoをしながら、余裕資産を引き出せる資金を作るためにつみたてNISAに振り分けるなども、オススメの使い方です。

両者の配分は自分が老後、ライフイベント、どちらを優先して貯める必要があるか、自分の保有資金と将来設計と比較してじっくり決めましょう。

それでも、どちらか一方だけを最大限使いたい場合、つみたてNISAの優先をオススメします。

老後資産の貯金もとても重要ですが、それまでのライフイベントがおろそかになれば本末転倒だからです。

主要ライフイベントと必要額一覧
ライフイベント 取引手数料
マイホーム購入 約3,340万円
マイカー購入 約200万円
結婚 約467万円
出産費用 約51万円
教育資金 約1,049円

主なライフイベントにかかる費用の目安|日本FP協会

実際ライフイベントにはこれだけの額が必要です。

夫婦共働きだとしても、全費用を用意するのが相当難しいことはひと目で分かりますね。

そのため、十分な額を貯めるにはできるだけ早く資産形成を始めなくてはいけませんし、つみたてNISAはとてもお金が貯まりやすく非常に有用です。

つみたてNISAの運用例

仮に年率5%で毎月3万円を20年間積み立てると、最終的に1200万円貯まります。このときの運用益は500万円にもなります。

iDeCoとつみたてNISAを始めよう/オススメ口座と投資信託を紹介

それではここからは実際にiDeCoやつみたてNISAを始める方法を説明します。

まずは①証券口座開設と②投資信託の購入が必要です。

証券口座開設

iDeCoやつみたてNISAを運用するには証券口座が必要です。

証券口座によって運用手数料、扱っている投資信託、ポイントサービス等が大幅に変わってくるため、適切な口座選びはとても重要です。

それぞれiDeCoSBI証券つみたてNISA楽天証券での運用のおすすめです。

それぞれ以下のような特徴があるためです。

証券口座の使い分け方

  1. SBI証券…一番人気のeMAXISシリーズをiDeCoで運用可能。
  2. 楽天証券…つみたてNISAで楽天スーパーポイントを貯め放題

それぞれのメリットを紹介しましょう。

iDeCoはSBI証券がオススメ

おすすめポイント

  • Point.1
    iDeCoでeMAXIS Slimシリーズを運用できる!

    「ファンド・オブ・ザ・イヤー2019」で上位を独占した、毎年成長を続ける「eMAXIS Slimシリーズ」をほぼ全てiDeCoで利用可能です!

  • Point.2
    Tポイントを貯められる!

    投資信託の運用によりTポイントを手に入る、更にそれを投資信託の購入に使えます。

  • Point.3
    手数料無料で自動引落ができる!

    指定の都市銀行から、毎月自動で引き落としされ、SBI証券の買付余力に反映できます。

SBI証券のiDeCo関連のつぶやき

メリット①…人気NO1!eMAXIS SlimシリーズをiDeCoで運用できる!

SBI証券では「eMAXIS Slimシリーズ」をiDeCoで運用できます。

eMAXIS Slimシリーズ」は「投資ブロガーが選ぶファンドオブザイヤー」でトップ3を独占するなど、非常に人気のファンドで、特に一番人気の「eMAXIS Slim 全世界株式インデックス」は5年間で42.71%もの成長を遂げています。


引用:「eMAXIS 全世界株式インデックス」

楽天証券では「eMAXIS Slimシリーズ」はiDeCoで使えないので、「eMAXIS Slimシリーズ」を使ったiDeCoは、SBI証券独自の強みです。

また、SBI証券の投資信託購入プラン「セレクトプラン」は「eMAXIS Slimシリーズ」を含め、35本もの優良投資信託を兼ね備えており、たとえ「eMAXIS Slim」が不調になったときでも安心です。

SBI証券セレクトプラン主要ファンド

ファンド名称 信託報酬 概要
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.10989%以内 ファンドオブザイヤー4位
SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド (愛称:雪だるま(全世界株式)) 0.1102% SBI証券オリジナルファンド
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.61%前後 ファンドオブザイヤー7位

→その他セレクトプラン商品一覧

メリット②…Tポイントを利用可能

SBI証券では投資信託の購入に「Tポイント」を使えます。

また「マイレージサービス」により、対象とされる投資信託の月間平均保有額が1000万円以下の場合年率0.1%、1000万円異常の場合は年率0.2%のポイントがもらえます。
Tポイントの還元率は0.5%と、楽天経済圏より少ないですが、その分利用できる店舗数は圧倒的に多いです。Tポイント利用可能店舗一覧

メリット③…自動で引き落としできる「SBIハイブリッド預金」

楽天証券と同様にSBI証券でも、手数料無料で銀行口座から自動で引き落とせます。

引き落とし先は都銀五銀行を含め地方銀行・信用金庫などあらゆる金融機関からお選びいただけます。→一覧

特に住信SBIネット銀行から引き落としする「SBIハイブリッド預金」を使えば金利が10倍の0.01%になり、非常にお得です。

つみたてNISAには楽天証券がオススメ

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おすすめポイント

  • Point.1
    「ファンドオブ・ザ・イヤー」に選ばれた優良な投資信託が揃っている!

    「eMAXIS Slimシリーズ」や「ニッセイシリーズ」など、安定成長している優良投資信託を多數兼ね備えています!

  • Point.2
    「マネーブリッジ」で商品購入の手間を大幅削減!

    マネーブリッジにより楽天銀行と連携することで銀行口座から証券口座まで一瞬で資金移動ができます。また、金利も通常の10倍になり非常にお得です。

  • Point.3
    楽天スーパーポイントがザクザク貯まる!

    投資信託を購入するたびに楽天スーパーポイントが貯まります。還元率1%、更にポイントで投資信託が買えるのは楽天証券だけです!また、貯めた楽天スーパーポイントは現金と同じく様々な店舗で利用できちゃいます!

楽天証券のつみたてNISA関連のつぶやき

メリット①…優良な投資信託が揃っている

楽天証券では「eMAXIS Slimシリーズ」や「ニッセイシリーズ」など、SBI証券に負けないほど数多くの優良な投資信託を多數購入できます!

優良な投資信託を購入できれば、つみたてNISAで最も怖い元本割れの可能性はとても低くなります。

楽天証券主要ファンド

ファンド名称 信託報酬 概要
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.1144%前後 ファンドオブザイヤー1位
楽天・全米株式・インデックスファンド 0.162% 楽天証券オリジナルファンド
ファンドオブザイヤー6位
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.10989%以内 ファンドオブザイヤー4位

→その他商品一覧

メリット②「マネーブリッジ」で銀行から直接投資信託を買える!

口座連携サービス「マネーブリッジ」に申し込んで、楽天銀行から直接投資信託を購入できます。

投資信託を購入する時、通常なら、証券口座の中の余力を確認、足らない場合は銀行にログインして一から振り込み・・・と面倒なステップを踏む必要があります。

しかし「マネーブリッジ」を使えば、そういったプロセスを一から排除できます。

マネーブリッジの振り込みプロセス

更にマネーブリッジを使うと普通預金の金利が通常の10倍の0.10%になり、普通に貯蓄をするだけでも非常にお得です。

メリット③…楽天スーパーポイントがザクザク貯まる!

楽天証券を楽天関係の様々なサービスと連携させる事により、楽天スーパーポイントを貯められます。

楽天スーパーポイントとは?

楽天の会員登録をした上で楽天のサービスを利用する事により貯まるポイントです。
楽天サービスで貯めた場合還元率は1%、100円で1ポイントがたまります。
楽天edyや楽天pay等のサービスを併せて利用する事により、楽天系以外のサービスでもポイントを貯められ、非常に便利です。

 

楽天スーパーポイントは楽天以外にも様々な店舗で利用できるため、ほぼ現金に近い使い方ができます。→楽天スーパーポイント利用可能店舗一覧

特にマクドナルドミスタードーナツで使えるのかはなかなかありがたいでのはないでしょうか。

また、楽天スーパーポイントを使って投資信託を購入できるため、ポイントを使わずに放置しがちな方も安心です。

楽天証券で楽天スーパーポイントを貯める方法は下の3つがあります。

1)楽天カードとの連携…楽天カードで投資信託を購入する際、100円につき1ポイントもらえます。

2)マネーブリッジに登録後、投信を貯める…マネーブリッジに登録し、ハッピープログラムに申し込むことで、投資信託の残高10万円ごとに毎月4ポイントもらえます。

ハッピープログラムポイント
ハッピープログラムランク表

もしスーパーVIPを達成できるならポイントは3倍、つまり残高10万円ごとに12ポイントが貰えます。

しかし、毎日積立ては3回までしか適用できないルールがあるので、つみたてNISAで実現するのは難しいでしょう。

日常でのお金の振込みなどと合わせると、プレミアムが狙い目です。

3)友達紹介…ご友人に楽天証券に登録してもらい。1年以内に1,000円以上の入金があればあなたとご友人にそれぞれ200ポイントもらえます。

ポイントを貯めるには楽天カードで毎日1,000円ずつ投資信託を購入して、積みたてていくことがオススメです。

一ヶ月間で10×30=300ポイント貯まり、その上残高10万円貯まると(プレミアムならば)毎月8ポイント貯まるため、積立以外に何もせずとも毎年4,000円前後分のポイントを入手できます。

しかしポイント付与はNISAのみでiDeCoではたまらないので注意しましょう。

楽天スーパーポイントが貯まる「楽天経済圏」

楽天系のあらゆるサービスを連携させることで、更にこの何十倍もの楽天スーパーポイントを手に入れられます。

楽天のサービスをフル活用して、楽天スーパーポイントを貯めていく生活は「楽天経済圏」と言われています。

楽天経済圏とは?

楽天経済圏とは日常生活でできる限り楽天のサービスを利用してポイントを貯めていく生活のことです。
楽天は楽天証券楽天銀行、ネット市場の楽天市場、キャッシュレスの楽天payなど楽天だけで生活を完結させられるほどのサービスを展開しており、それらをフル活用することで年間で10万円前後のポイントを手に入れられます。

楽天経済圏や、もらえるポイントについてはこちらの記事を参考にしてください。

iDeCoとつみたてNISAにおすすめの投資信託は?

口座開設が終わったら実際に投資してみましょう。

iDeCoとつみたてNISAともに運用は「eMAXIS Slimシリーズ」がおすすめです。

iDeCoはどこに投資できるの?

iDeCoは「投資信託、保険、定期預金」の3つに投資できます。基本的には投資信託をおすすめします。

定期預金はリターンが少ないために非課税メリットが受けられませんし、保険は手数料が高いです。

ただ、リターンを減らしてでもリスクを最大限まで減らしたい方は定期預金を使うといいでしょう。

eMAXIS Slimシリーズ

eMAXISシリーズ
「eMAXIS Slimシリーズ」は「業界最低水準の運用コストを目指す」をコンセプトにしており、業界最低クラスの実績コスト圧倒的な運用成績により全インデックスファンドの中でも特に高い支持を集めています。

また、2019年12月24日には運用益が5000億円を突破しており、今後の成長率にも非常に期待できます。

その中でも特におすすめな銘柄は「バランス(8資産均等型)」、「全世界株式」、「米国株式(S&P500)」、「先進国株式インデックス」の4つです。

銘柄 信託報酬 実質コスト 手数料
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 0.154% 0.22% 無料
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 0.104% 0.167%
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 0.0968% 0.180%
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.095% 0.157%

信託報酬とは?

「信託報酬」とは「投資信託運用会社に払う手数料」です。

信託報酬は銘柄によって比率が大きく違いますが、平均0.2%前後です。

信託報酬が大きくてもコストが増えるだけでメリットはありません。できるだけ低い銘柄を選びましょう。

実質コストとは?

「実質コスト」とは「信託報酬に隠れコストを足したもの」です。

隠れコストは「売買委託手数料」、「有価証券取引税」、「その他費用」の3つです。

これら3つは運用中に変化するため事前に把握することが困難です。そのため事前に公表されません。

しかし、実質コストは超重要な指標です。最終的な負担コストは信託報酬ではなくて実質コストであるためです。

実質コストは確定できませんが、過去の実績から予測はできます。

計算式は「信託報酬+最新の報告書の隠れコスト(実質委託手数料、有価証券取引税、その他費用の和)」で求められます。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は「バランス型ファンド」と言われる投資信託で、下図のように株式、債券、REIT等、資産の種類、国内、外国等投資範囲を問わず投資できるのが魅力です。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
eMAXIS Slim バランス (8資産均等型)資産配分/引用eMAXIS Slim交付運用報告書

値動きの異なる複数の資産に投資するため、リスクを抑えながら一定の運用収益を目指せます。

そのため、安定した運用成績が求められるiDeCoやつみたてNISAとの相性は非常に良好です。

また、バランスファンドは予め設定された投資比率が自然に維持されるため、「リバランス」の手間も省けます。

リバランスとは?

分散投資で部分的に売り買いして保有比率を維持すること

つみたてNISAではそれぞれの資産の価格が変動するたびに、リスクの維持のために実施する必要があります。

投資未経験の初心者の方には非常におすすめの商品です。

eMAXIS Slim全世界株式 (オール・カントリー)

「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」はその名前の通り全世界49カ国の、2,700銘柄以上の株式にこれ一本で投資できる銘柄です。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)ポートフォリオ
引用:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) 交付目論見書」

上画像のように、不安定要素の強い新興国投資信託が10%前後で抑えられている一方、安定して成長している米国株式が半分を占めているなど、低リスクと高成長を兼ね備えている点が人気の秘訣です。

また、実質コストが0.167%全世界株式では最低基準なのも非常に嬉しいポイントでしょう。

中長期投資には是非検討したい銘柄ですが、SBI証券のセレクトプランではこちらの商品は対応していません。

そのため、iDeCoでは類似商品の「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」をおすすめします。

こちらは日本株が含まれていないタイプです。

つみたてNISAでも既に日本株投資信託の運用をされている方ならこちらのタイプがおすすめです。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は米国企業の時価総額上位500社で構成される投資信託です。

S&P500過去5年間の値動き
引用:Google finance/S&P500

ベンチマークとなっているS&P500は過去5年で1.5倍以上のスピードで資産額を増やしており、今後も右肩上がりで上昇を続けると予想されます。

S&P500の構成銘柄
構成銘柄 業種
Microsoft IT
Apple IT
Amazon 一般消費財・サービス
Facebook コミュニケーション・サービス
Alphabet C コミュニケーション・サービス
Alphabet A コミュニケーション・サービス
Berkshire Hathaway 金融
Johnson & Johnson ヘルスケア
P&G 生活必需品
JPモルガン 金融

引用:アメリカ/S&P500構成銘柄一覧

上記のような名だたる企業に投資できるのも魅力ですが、最大の魅力はコストの低さでしょう。

米国株ファンド一覧
ファンド 信託報酬 実質コスト
SBI・バンガードS&P500インデックス 0.0938% 決算前
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.0968% 0.18%
楽天全米株式インデックス・ファンド 0.162% 0.225%
iFree S&P500・インデックス 0.2475% 0.299%
たわらノーロード NYダウ 0.245% 0.382%

他の米国株投資信託を比べると圧倒的に安いですね。
「SBI・バンガードS&P500インデックス」を除く全ての銘柄より安いです。

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は先進国株式から日本を除いた22カ国の株式で構成されています。

米国株式と同様に運用コストの低さに定評があり、先進国株式では最安値です。

先進国株式信託報酬最安値比較
ファンド名 信託報酬 実質コスト
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.109% 0.183%
ニッセイ 外国株式インデックス 0.109% 0.194%

信託報酬の時点では「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」も同水準ですが、実質コストでは明らかに「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の方が安いです。

eMAXIS Slim先進国株式インデックスポートフォリオ
引用:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 交付目論見書

また、ポートフォリオの6割を今後の成長が期待されるアメリカを占めており今後も成長に期待できます。

一方、アメリカ以外の先進国にも投資されているため、万が一アメリカの経済成長に異変が起こった際も安心ですね。

eMAXIS Slimシリーズのまとめ

ここまで紹介してきた4つの使い分けを簡単にまとめます。

まとめ

  • バランス(8資産均等型)…株式、債券、REITなど複数の資産に投資するため、最も低リスク。ポートフォリオの組み換えが少ないので最も初心者向け

  • 全世界株式(オール・カントリー)…全世界49カ国2700銘柄に投資、安定しておりつみたてNISAでは大人気だが、iDeCoでは利用不可能。

  • 米国株式(S&P500)…米国株の伸びしろ銘柄500銘柄に投資、今後の伸びしろはダントツ。利益を優先する方向け。

  • 先進国株式インデックス…米国を中心に22カ国の銘柄に投資、米国株式ほどの伸びしろはないが、分散度合いが大きいためリスクはこちらの方が低い。

勿論この中から複数の銘柄を組み合わせて投資するのもおすすめです。

iDeCoとつみたてNISAのおすすめ本の紹介!

最後により詳しくiDeCoやつみたてNISAの勉強をしたい方に向けて、当サイトおすすめの勉強本を紹介します。

「資産運用の本質が学びたい方」、「自分で投資信託の良し悪しを判断したい方」は是非読んでみてください!

敗者のゲーム


敗者のゲーム
当サイトの理解が進んだ方の次のステップに、この「敗者のゲーム」はとてもオススメです。

「なぜ長期投資ではインデックス型の投資信託が優れているのか?」この本ではその理由を一から解説してくれています。

「他のインデックス型の投資信託を見てみたい」、「eMAXISは他と比べてどれだけ優れているか再確認したい。」という方は必携です。

市場サイクルを見極める

市場サイクルを見極める
市場サイクルを見極める 勝率を高める王道の投資哲学
次は「相場のサイクル」に関する分析の本です。

こちらは投資中級者以上を対象とした本で、上記の「敗者のゲーム」を完全に理解し、より投資に関する深い知識がほしい方におすすめです。

経済の動きを見極め、「最適な買い時はいつなのか」が理論的にわかります。

かなりハイレベルですが、挑戦心のある方はぜひ読んでいただきたい一冊です。

まとめ

まとめ

  • 老後資金にはiDeCo、ライフイベントの貯金にはつみたてNISA。できれば併用がオススメ。

  • iDeCoはeMAXIS Slimが使えるSBI証券で、つみたてNISAはポイント還元がお得な楽天証券で使おう。

  • オススメの投資信託はeMAXIS Slimシリーズ、業界最低クラスのコストと圧倒的な運用成績が魅力。